9月に入ったとはいえまだまだ猛暑が続く日々。暑いなかのマスク着用による息苦しさや熱中症、夏バテなど、なんだか体調が優れないという方も少なくないのではないでしょうか。

今回は、女子栄養大学栄養学部の上西一弘教授をはじめ、金町駅前脳神経内科院長内野勝行先生、まいたけ博士田中昭弘氏にお伺いした、コロナに負けない体作りにおすすめの食材をご紹介します。

ビタミンDの知られざるパワー!

画像: ビタミンDの知られざるパワー!

ビタミンが体にいいことは多くの方が知っていますよね。とくに体にいいイメージがあるのは、納豆やレバーなどに含まれるビタミンB?それともレモンやオレンジなどに含まれるビタミンCでしょうか?

今回注目したいのは、B、Cに続く、ビタミンD。ビタミンDには、免疫、血管、膵臓への健康作用が認められています。筋力の維持や、糖尿病、高血圧、アレルギー、がんなどの予防効果があるとされ、ビタミンDをとり続けるとカゼをひきにくい体になるともいわれています。

ビタミンDはいま、世界でも非常に注目を集めている栄養素なんです。

実は不足しているビタミンD

画像: 実は不足しているビタミンD

じつは、日本のビタミンD摂取基準はアメリカやカナダなどに比べて低く設定されています。これは、日本では日照により皮膚でビタミンDが生産されることをふまえて基準が設定されているためです。

ところが現在、新型コロナの影響で、外出を控える生活がスタンダードとなってしまった方が多いと思います。皮膚からの摂取ができにくいいま、積極的に食品からの摂取を心がけたいものです。

ビタミンDが摂取できる食品は?

画像1: ビタミンDが摂取できる食品は?

では、ビタミンDがとれる食品とはいったいどんなものでしょうか。この代表的なものは、イワシ、サンマ、サケなどの魚です。魚が体によく栄養素も多いというイメージはおそらく多くの人がお持ちだと思います。とはいえ、「日本人の魚離れ」もよく聞く話で、普段あまり魚を食べないという方も少なくないはず。

画像2: ビタミンDが摂取できる食品は?

そんな方におすすめしたいのが、マイタケ。シイタケ、キクラゲなど、実はビタミンDがふくまれるきのこ類は多くあります。中でも、より多くのビタミンDを含むのがこのマイタケです。マイタケは和洋中さまざまな料理との相性がよく、料理に使いやすいのが嬉しいところ。魚を食べる機会が少ないという方も、マイタケなら日々の食事にもとりいれやすいのではないでしょうか。

管理栄養士 浅野まみこ先生直伝!マイタケを使ったおすすめレシピ

まいたけとサバのトマト炊き込みごはん

画像: まいたけとサバのトマト炊き込みごはん

材料(4人分)
・まいたけ...1パック(100g)
・サバの水煮缶...1缶(固形量100g)
・トマト...中1個
・米...2合
・白だし...大さじ2
・塩...ひとつまみ
・万能ねぎ...適量

作り方:
1.まいたけはひと口大に手でさく。トマトはヘタをとり、万能ねぎは小口切りにする。
2.研いだ米を炊飯器に入れ、サバの水煮缶を汁ごと入れる。白だし、塩を加え、トマトは丸ごと中央へ入れる。まいたけはお好みの大きさに手でちぎって入れ、炊飯器の2合の目盛りまで水を加えて炊飯する。
3.炊き上がったら、トマトを崩しながら混ぜ合わせ、器に盛り付ける。お好みで万能ねぎをちらせば完成

作り置きまいたけそぼろ

画像: 作り置きまいたけそぼろ

材料(作りやすい分量)
・まいたけ...1パック(100g)
・豚ひき肉...200g
・サラダ油...大さじ1/2
・調味料A(オイスターソース...大さじ1、酒...大さじ1、しょうゆ...大さじ1)
・黑こしょう...少々
・中国山椒(花椒粉)...お好みで

作り方:
1.まいたけは、みじん切りにする。
2.フライパンにサラダ油を引き、まいたけと豚ひき肉を加え中火で炒める。
3.豚ひき肉に火が通ったらAを加えて炒め、黑こしょうとお好みで中国山椒を加えてパラパラになるまで炒めれば完成。

こうしたレシピのほかにも、様々な料理に気軽に取り入れられるマイタケ。普段の料理にひとつプラスして、ビタミンDをとりいれながら、暑さや新型コロナに負けない体作りをしていきたいですね。

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