医薬品企業である科研製薬株式会社が行ったアンケート調査によると、昨今のコロナ禍で5人に1人が歯や口の状態が悪化したと回答したということです。

ところが、そのコロナ禍により歯科受診をためらっている人も多いよう。

11月8日はいい歯の日。気になることがある人は、歯科受診をためらわず、まずは歯医者さんへ行ってみることをおすすめします。

人生100年時代。歯の健康は体の健康

口腔から腸管へは一方通行。日々大量の口腔内細菌が唾液とともに体内へ流し込まれています。歯周病が原因で、腸内細菌の状態を乱れさせてしまい、歯の健康だけでなく体の健康を脅かしてしまう可能性もあります。

それだけではありません。歯周病が原因で歯を失い、バランスのいい食事をとるのが困難になれば、全身に悪影響がでることは想像に難くありません。

普段なかなか目には見えづらい小さな組織ですが、自分の大切な歯はしっかりと自分で守っていく必要があります。

全身の健康を確立するためにもまず「お口の健康」の確立から始めよう

画像1: 全身の健康を確立するためにもまず「お口の健康」の確立から始めよう

健康な歯を保つため、大阪大学大学院歯学研究科・歯周病分子病態学教授・村上伸也先生のおすすめは

・歯ブラシの毛は柔らかめ~普通のものを選ぶこと(かたいものだと歯ぐきなどを傷つける可能性があります)
・寝る前にしっかり時間をかけて歯ブラシをすること
・歯と歯の間に隙間ができていたら歯間ブラシを使うこと
日々の基本的なケアを怠らず、しっかりと行うことが大切のようです。

もちろん、すでに悪くなってしまっている歯は治療が必要なので、まずは歯医者さんに行きましょう。

画像2: 全身の健康を確立するためにもまず「お口の健康」の確立から始めよう

歯周病のケアが必要な年代として「40代」くらいから、と考えている人が多いようですが、実際には10代から歯周病のリスクは高くなるそうです。歯周病はお年寄りの病気、などと考えず、年齢に関わらず歯の健康と向き合っていく必要があります。

近年、歯ぐきと⻭を支える骨を取り戻す治療、⻭周組織再生療法(リグロス)という方法などもでてきており、歯学も進歩していますが、あまり深刻な症状がでないうちに対処したいものですね。

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