今夏、2019年度比では約15%まで回復か 近場&少人数旅行が主流へ

令和トラベルは、2022年の夏休みシーズン(7月-9月)に海外渡航者数がどう推移するのかの予測値を発表しました。合わせてこの夏の海外旅行の動向を調査しました。

試算の結果、今年の夏休み期間(7~9月)は、2019年度比約15%の水準まで回復するのではないかと予測しています。4月から旅行会社各社が海外ツアーの販売を再開し、ゴールデンウィークにはハワイを中心に海外旅行者も戻ってきました。こうした回復の流れを受け、夏休み期間(7-9月)には、4月の倍程度の回復度合いまで戻るのではないか、と予測しています。

画像1: 令和トラベルが『2022年夏休み海外旅行の回復予測』を発表

調査方法について
各国の入国規制の状況を踏まえ、ワクチン接種状況や心理障壁の観点から日本人の渡航対象者数を推測する形で試算しました。新情報を加味し、3月に発表した海外旅行回復予測をアップデートしました。

調査の背景
このゴールデンウィークには、海外へ旅行する人が大幅に増え、各メディアでも、‘海外旅行の再開’が大きく取り上げられました。実際、JALグループは、「ハワイ便の予約が2021年のゴールデンウィークのおよそ9倍になっている」と発表*1しました。そして、さらなる水際対策の緩和が発表され、2022年6月1日から下記「青」区分に該当する98の国と地域は、今まで入国・帰国時に行っていた入国時検査と自宅待機を、ワクチン3回目接種の有無に関わらず実施されないこととなりました。*2
*1:日本航空株式会社「2022年度 ゴールデンウィーク期間ご利用実績」
https://press.jal.co.jp/ja/release/202205/006656.html
*2:厚生労働省水際対策に係る新たな措置について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html

そうした動きを受け、今年3月に出した海外渡航の回復予測を刷新し、この夏の動向予測と弊社SNSアカウントで実施した意向調査が実施されました。

画像2: 令和トラベルが『2022年夏休み海外旅行の回復予測』を発表

夏休みの海外旅行の意向調査

今回、この夏休みの海外旅行の動向について、同社のTwitter、Instagramアカウントでアンケート調査が実施されました。

この夏の海外旅行に行く予定があるという方は18.2%となり、行かないという方が36.4%、検討中・悩み中という方が約半数の45.3%という結果となりました。行かないと思う方が最も多いものの、また、悩み中・検討中という方も半数近くおり、今後の海外旅行の入出国の緩和、円安の状況等によっては、大きく動く可能性もあります。

画像1: 夏休みの海外旅行の意向調査

Q1で海外旅行に行く予定があると回答された方への追加質問で、ひとりあたりの予算感はどのくらいなのかについて、10万円未満が34.9%、10万~20万円未満が33.5%、20万~30万円未満が16.7%、30万円以上が14.8%という結果になりました。20万円未満で約7割となり、遠方ではなく、ハワイなどのリゾート地、渡航費を抑えたアジアなどの近隣諸国での滞在を想定した予算感となっていると予想されます。

画像2: 夏休みの海外旅行の意向調査

【参考】10万円未満*3でも行ける国・地域*4
グアム、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナムなど
*3:2022年7月17日〜20日における最安値の航空券+2つ星ホテル(2名1室)の3泊価格を参照(2022年5月27日時点)
*4:ワクチン3回接種で入出国隔離なしかつ青色区分(帰国時の入国検査なし)を対象

Q1で海外旅行に行く予定があると回答された方への追加質問で、海外旅行へはどなたと行く予定ですかについて、ひとり旅が33.3%、友人や恋人(2人)が35.4%、グループ(3人以上)が9.2%、家族が22.1%という結果になりました。入出国時にPCR検査で陽性の場合、出国できなかったり、現地で陽性になった場合は滞在延期を余儀なくされたりとグループで動くリスクがあるため、ひとり旅もしくは友人・恋人との少人数旅行が多くなっていると予想されます。また、PCR検査料金なども往復で1名3万円ほどかかったりと家族で動くにしてもコロナ前までの海外旅行に比べると割高になっていることも起因している可能性があります。

画像3: 夏休みの海外旅行の意向調査

身近なリゾート地やアジア圏への少人数旅行が主流に

今回の調査を受け、ゴールデンウィークを経て、一気に「海外旅行の回復」の波が大きくなっていることが浮き彫りになりました。一方で、予算は、20万円以下で計画する方が多い為、ハワイなど、渡航者の多い身近なリゾート地や、近場のアジア圏に人気が高まりそうです。また、新型コロナの影響で、グループ旅行や団体旅行ではなく、ひとり旅や少人数での旅行が中心となってくることが見込まれます。

画像: 身近なリゾート地やアジア圏への少人数旅行が主流に

実施期間:2022年5月22日-5月24日
実施アカウント:
Twitter:https://twitter.com/newt_travel
Instagram:https://www.instagram.com/newt_guide/
有効回答数:計1,055

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