ロングライフ紙パックのミネラルウォーターを選ぼう!

最近よく耳にする「SDGs(エスディージーズ)」という言葉。その年に最も話題になった言葉を選ぶ『現代用語の基礎知識選 2021ユーキャン新語・流行語大賞』にもノミネートされたので聞いたことはあるけど、具体的な内容は分からない、何をすればよいか分からないという人も多いのではないでしょうか。しかし、今後SDGsはますます世の中に浸透していくことが予想されます。SDGsの意味や私たちが今日から取り組めることを紹介します。

SDGsとは
SDGsとは、「Sustainable Development Goals」の頭文字をとった言葉で、日本語では「持続可能な開発目標」と呼びます。簡単に言うと、17のゴールと169のターゲットで構成される2030年までにより良い世界を目指す国際目標です。SDGsは発展途上国だけでなく、先進国自身が取り組む普遍的なもので、日本も積極的に取り組んでいます。

SDGsがなぜ注目されているのか

ではなぜ、「SDGs=持続可能な開発目標」が世界で注目されているのでしょうか。

その理由として、まずひとつめに、CO2排出量の増加による温暖化、異常気象や自然災害の増加、森林の砂漠化と水不足など地球環境が抱える数多い深刻な課題を世界全体が共通の危機意識として考えるようになってきています。また貧困や差別などの問題も社会生活のなかで未解決のままの大きな課題となっています。「このままではいけない」という意識が多くの人にはっきりと認識されていることが、SDGsの採択とその推進という行動につながっています。

ふたつめにSDGsの認知が高まり、一般社会へ受け入れられはじめていることから、SDGsへの取り組みを積極的にアピールする企業が増えてきています。今後、投資家や消費者にさらにSDGsが認知されていくことで、企業もSDGsをビジネスチャンスとして力を入れていくことで、相乗効果が生まれ、SDGsの目標にかなうマーケットがいっそう拡大していくことが期待できます。

加速する脱プラスチック

SDGsの取り組みとして、脱プラスチックを思い浮かべる方もいると思いますが、実はSDGsの17の目標、169のターゲットのなかにプラスチックに関する具体的な記載はありません。では、なぜSDGsとプラスチックがセットで語られるケースが多いのか、SDGsとプラスチックは、目標14「海の豊かさを守ろう」と関係しています。「海の豊かさを守ろう」とは、失われつつある海の豊かさを守り、海や海洋資源を持続的に利用するために掲げられた目標です。プラスチックゴミは海洋汚染問題の大きな原因となっており、なかでも特にプラスチックゴミに関する影響は深刻で、海洋に流れ出ているプラスチックゴミの量は、世界全体でおよそ年間800万トン(2016年時点)に上り、対策をしなければ2050年には海にいるすべての魚の重量を上回ってしまうと予測されています。SDGsは、世界の課題を「自分事化」してすべての人が取り組むことを求めています。生活のあらゆる場面でプラスチックは使用されているため、「目に見える汚染」は身近な問題として具体的にイメージしやすくごみを減らすなどの行動につなげやすいためSDGsとプラスチックがセットで取り上げられやすいのだと考えられます。

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2022年4月1日から、プラスチックに係る資源循環の促進についての法律、通称「プラスチック資源循環促進法」が施行されるなど、環境配慮への取り組みがより活発化しています。身近なところでは、これまでプラスチック容器が当たり前だった飲料水、また食品を入れる容器にも紙パッケージが導入されるなど、環境負荷を低減する取り組みとして脱プラスチック製品の動きが加速しています。

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HAVARY'S JAPAN NATURAL WATER
330ml

環境負荷が少ないロングライフ紙パックのミネラルウォーター

SDGsに取り組む大手企業や行政機関、サステナビリティを目標に掲げる有名ブランドやラグジュアリーホテルを中心に、環境負荷が少ないロングライフ紙パックの水を導入するケースが増えています。2021年4月に行われた「環境委員会」や内閣府の会議でもロングライフ紙パックの水が提供されています。記憶に新しいところでは、オレゴン世界陸上でも選手がレース後や給水の際に飲んでいる飲料水がペットボトルから紙パックに変更され、「中身がとても気になる」と大きな話題になりました。近年では高校の学食でも採用されていて、紙パック入りの水を通じて、リサイクルや循環型社会の重要性についての理解も深めているようです。

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1本の水を通して、地球環境に関心をもってもらうきっかけに

紙パック飲料水の1つ、ハバリーズの水は、カーボンニュートラルの特性を持ち再生可能な資源である木材を原料とした日本テトラパック株式会社が開発したロングライフ紙パックを採用しています。株式会社ハバリーズ代表取締役社長 矢野玲美さんは、海外に比べて日本のプラスチック製品に対する環境意識の低さに危機感を覚え、「自分にできることは何か?」そう自問した結果、紙パック入り飲料水を手掛けることを決意。日本国内初となるコンパクトサイズの紙パックに入ったミネラルウォーターを2020年8月末に発売しました。

画像: 「これまで当然だと思っていた習慣や、毎日の選択を少し見直すだけでも、大きな1歩になります」

「これまで当然だと思っていた習慣や、毎日の選択を少し見直すだけでも、大きな1歩になります」

矢野玲美さんは、「SDGsの活動は近年、より身近なものになりつつあります。ハバリーズでも『参加型SDGsアイテム』として水1本からの取り組みを提案しています。関わり方は人それぞれだと思いますが、これまで当然だと思っていた習慣や、毎日の選択を少し見直すだけでも、大きな1歩になっていくと私は考えます。環境問題においては、ファッションや食品、育児用品なども環境負荷低減に向けた取り組みが進められていますが、例えば、いつも選んでいるペットボトルを紙パックに変えてみることも、より良い選択になるのだと思います。『地球環境』というと、あまり自分とは関係のないことと思われがちですが、これからの心地よい暮らしのために、みなさんと一緒に取り組んでいけたらと思っています」と話します。

ペットボトルからロングライフ紙パックへの切り替えで56%削減

SDGsのために何をしたらよいか分からないという方もまずは心地よい暮らしのためにペットボトルよりロングライフ紙パックの水にしてみようというくらいであれば気持ちも軽くなるのではないでしょうか。少し意識を変えるだけのように思えますが、ペットボトルからロングライフ紙パックへ切り替えることでプラスチック使用量が56% 削減になります。また、CO2排出量の削減にもつながっていて、ノルウェーのライフサイクルアセスメント(環境影響評価)に基づくと、テトラパックの紙容器330ml(TPA330)はペットボトル300mlと比較した際のGlobal warming potential index※ が、40%低減されることがわかっています。
※ミネラルウォーターを両容器で1000ℓ分製造した際に排出されるガスをCO₂換算した数値を指数化

画像1: 今日から始められる身近なSDGsアクション!
画像2: 今日から始められる身近なSDGsアクション!

海外では紙パック入り飲料が主流

ヨーロッパや欧米では、世界に先駆けて環境負荷低減に向けた取り組みが進められおり、その動きは1つの業界にとどまらず、ファッション、食品、育児用品など多岐にわたっています。環境意識の感度が高く、脱プラスチックへの関心も高い海外では紙パック入りの飲料も広がりをみせているようです。なかでも健康志向の高まりから、ミネラルウォーターを選ぶ人が増えていることもあり、紙パック入りの水に注目が集まっています。

画像: 海外では紙パック入り飲料が主流

ペットボトルではなくロングライフ紙パックの水を選ぶ。今日からできるSDGsアクションを始めてみませんか。

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