“眠活”という言葉をよく耳にすることが多くなっている最近、睡眠の質を見直したり、より快適な睡眠を追及する活動が注目されています。

質の高い睡眠をとるためにはどうすれば良いのか?睡眠に関する情報を“睡眠バランス”の観点から発信する一般社団法人ウェルネス総合研究所が発足した「睡眠バランス研究Project」が、睡眠コンサルタントの友野なお先生を講師に招き、“睡眠バランス”の重要性とその解決策を体験する説明会が開かれました。

多くの人が睡眠に対して誤解していることが調査より判明

「睡眠バランス研究Project」では今回全国1,200名を対象とした睡眠に関する意識と実態調査を実施。

その結果、約7割の人が睡眠に何かしらの悩みを抱えているのにも関わらず、対策をしているのはその内約半数。また対策しても効果を感じてるのは2人に1人という事実が判明。多くの人が睡眠迷子になっている実態が浮かび上がってきました。

また、睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の2種類の状態があることを知っている人は9割にのぼり、睡眠の後半におきるレム睡眠は覚醒に向かう眠りであること、また深睡眠はノンレム睡眠の中でも一番深い眠りのことであると認識している人は全体のおよそ6割に達していることも明らかに。

一方で、睡眠の質を高めるにはレム睡眠よりも深睡眠を多くとることが重要であると答えた人はおよそ6割にのぼることもわかりました。

友野先生によると、「質の高い睡眠はノンレム睡眠とレム睡眠の2種類の睡眠がバランスよくとれていること」が大事だそうで、多くの人がぐっすり眠ることが重要だと誤解しているという結果が調査によりわかりました。

心と身体を整え健康に近づく!“睡眠バランス”の重要性

画像: 心と身体を整え健康に近づく!“睡眠バランス”の重要性

さらに友野先生からレム睡眠とノンレム睡眠についての詳しい説明がありました。

ノンレム睡眠は脳を休息させ、身体をメンテナンスしてくれる役割を担うそう。睡眠の深さがステージ1から3まであり、その中でも睡眠の前半に現れる最も深い深睡眠時に成長ホルモンが出るといいます。

レム睡眠は脳をリフレッシュし、感情や思考の整理をしてくれる役割。睡眠の後半のレム睡眠はすっきりした目覚めにもつながるんだとか。
身体と心を整えてくれる2種類の睡眠がしっかり出現することが重要なんだそうです。

2つの睡眠は加齢によって眠りの量が減ってくることが明らかになってきている他、特に女性はホルモンバランス、妊娠・出産、更年期の影響で睡眠の質が不安定になりやすい傾向があるそうです。

睡眠パターン別の改善ポイントと睡眠の質を下げる要因

「ノンレム睡眠・レム睡眠の睡眠バランスに着目すると改善ポイントがみえてくる」と友野先生。

画像1: 睡眠パターン別の改善ポイントと睡眠の質を下げる要因

睡眠に悩む人で最も多いパターンの「眠りが浅く熟睡感が得られない人」の睡眠サイクルはノンレム睡眠が浅いことが多いのだとか。夜ニュースをみないなどのストレス対策や、体を動かすことで改善されることがあるそう。

画像2: 睡眠パターン別の改善ポイントと睡眠の質を下げる要因

夜中に何度も目覚める人の睡眠サイクルは、ノンレム睡眠とレム睡眠の感覚が狭め。マットレスなどの寝具環境を整えたり、パジャマを着るなどの対策が有効だそう。

画像3: 睡眠パターン別の改善ポイントと睡眠の質を下げる要因

朝すっきり起きられない人の睡眠サイクルは、睡眠の後半にノンレム睡眠が出てしまうことが多いとか。同じ時間に寝て、同じ時間に起きることで改善されるとのことです。

また、睡眠の質を下げる要因を知り、それを避けることで質が改善されることも。

具体的には不規則な生活や就寝直前の食事やアルコール、また眠る前のスマホもよくない習慣。日中の運動不足や就寝直前の激しい運動も避けた方が良いそう。

さらに理想的な寝室の条件として、寝室を暗くすること・温度は28度以下で適度な湿度・自分の身体に合うマットレスなどの寝具や就寝時のパジャマなどの服装・スマホやテレビ、パソコンなどを寝室に持ち込まないリラックスできる環境づくりを挙げられていました。

睡眠は人生の3分の1を占めており、おざなりにしてしまうと必ず健康を害するということがわかってきていると友野先生。

日々の生活習慣を今一度見直し、質の良い睡眠のためにできることを身近なことからはじめてみてはいかがでしょうか。

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