「老後資金が足りない」「病気やケガで収入が減る」「失業する」「結婚や出産の費用がかかる」など、独身女性には将来への漠然とした不安やリスクがつきものです。これらのリスクに備えるために、資産運用は有効な手段の一つです。今から賢くお金を管理し、未来に向けて準備を整える方法を探っていかなくてはいけません。今回はFP法人ライフデザインの代表取締役 五十嵐悠太氏に、独身女性が抱える将来への漠然とした不安やリスクへの対策と資産運用について語っていただきました。
画像1: 独身女性の漠然とした今後への不安・リスク対策と資産運用とは?

実際にあった相談事例をご紹介しましょう。
会社勤めをされている20代独身女性がご相談に来られました。なんとなく貯まっていた貯金をどうしようかと、NISAやiDeCoなどを検討されていました。今後のことについては、どうにかなるだろうと思ってはいるものの、どうにもならなかった場合に対しての漠然とした不安をお持ちでした。

どんなライフプランでも起こりうるリスク

結婚、マイホーム購入、出産、育児など今後この女性に起こりうるライフイベントは数多く考えらえます。多くの選択肢があるにもかかわらず特定の状況についてのみシミュレーションをするのはご自身の生き方の選択肢を狭めかねないので、ライフプランニングはせずに、どのようなプランになったとしても起こりうる今後のリスク対策と資産運用について主に考えていくことにしました。

彼女に今後起こりうるリスクとして考えられることが二つありました。
一つは病気やけがにより働けなくなり収入が途絶えるリスクです。
病気やけがで会社を休職した場合は傷病手当がもらえますが(現制度では最大1年6か月)、その後は途絶えてしまいます。介護状態や重い疾患を患い、治療に専念しなければならず働けなくなった場合に備えてある程度の収入が見込める保障が必要です。

画像: どんなライフプランでも起こりうるリスク
画像2: 独身女性の漠然とした今後への不安・リスク対策と資産運用とは?

もう一つのリスクは物価が上昇した場合のリスクです。
物価上昇率の推移をみるとこれまでの昭和40年から令和元年までの54年間で物価が4.2倍となっています(出所:日本銀行「教えて!にちぎん」)。そして現在、国の政策も物価上昇率目標を2%に掲げています。今後物価が2%上がった場合に備えて物価上昇に強い資産を持っておくことも大事なことです。物価上昇に強い金融資産とは主に株式や外貨建て資産のことを指します。

リスクを補う手段とは…?

彼女と話をすすめていくうちに、NISAやiDeCoに興味は持っていたものの、そういった方法にもリスクがあることに気付き、できるだけリスクが少ない方法を選択したいという気持ちがあることがわかりました。そこで働けなくなった場合のリスク、物価上昇した場合のリスク、この2点のリスクを補いながら資産を運用して増やしていける生命保険を提案しました。

もし生活習慣病など治療が長期化する可能性がある病気になった場合に、その後の保険料支払いが免除される特約をつけることも合わせて提案しました。このことにより収入が途絶えて保険料が払えなくなった場合は保険会社が代わりに保険料を払い続けてくれることとなります。保険料の運用は保険会社が物価上昇に強い資産で運用をしてくれます。運用したお金の一部を途中で使いたいと思った場合は何度でも一部引き出すことができます。お金の一部を一時金として引き出して治療費として使い、残りはまた運用することも可能です。

目的を叶えるための資産運用

当初はNISAやiDeCoなどが気になっていたこの女性に、この保険をすすめたのには理由があります。

資産運用手段を選ぶ際にまず考えていただきたいことは、手段をどうするのかということではなく、目的は何かという事です。手段から選ぼうとすると選択肢が多すぎますし、目的を見失いがちです。そうではなく投資の目的から考えると選ぶべき手段がみえてきます。運用を単に手段としてではなく、目的を叶えるための手段と捉えていただき、ご自身にとって最適な方法を選んでいただきたいということをお伝えしました。このご提案により、「こんな方法があったとは知らなかった、知ることができてよかった。これでみえない不安に悩まずにすみます。」と相談に来られた女性に笑顔になっていただくことができました。

画像: 目的を叶えるための資産運用

今回の事例のように、将来のお金に不安はあるけれど、誰に相談していいかわからず、悩みを抱えたままの方は多いのではないでしょうか?今回は保険で解決することができましたが、いつでも保険での解決が最適なわけではありません。その方によってベストな解決方法は違います。自分での解決が難しい場合はファイナンシャルプランナーに相談することをおススメします。ファイナンシャルプランナーはお金に関する6つの知識、ライフプランニング、保険、金融資産設計、税金、不動産、相続の知識をもったお金のプロです。1人で悩まず、ぜひファイナンシャルプランナーと一緒に解決の糸口を探してみてはいかがでしょうか?

画像3: 独身女性の漠然とした今後への不安・リスク対策と資産運用とは?

FP法人ライフデザイン
代表取締役 五十嵐 悠太 氏
PROFILE
2007年に大手証券会社に就職。個人富裕層に対して資産運用相談業務を行う。
お客様が抱えるお金悩みは資産運用の知識だけでは解決できないと感じファイナンシャルプランナーの最上位資格であるCFPを取得。
2014年から独立系FP会社に転職し、相続専門FPとしてスムーズな相続を目指し相続手続きサポート業務に取り組む。2019年にFP法人ライフデザインを設立。
■資格 /CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
■趣味 /冬キャンプ ■出身 /宮城県富谷市

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