食を中心とした交流が活性化する日本各地のコンテンツを創業80周年の八芳園がプロデュース『おいしい食のあるところには、ワクワクがある。人が集まる。交流が生まれる。笑顔が咲く。旅する人が増える。世界がつながる。コミュニティができる。地元を好きな人がいる。そこで働きたい人がいる。何度も行きたくなる。いつもにぎわいがある。心とからだの健康がある。ゆたかさがある。』それぞれの地域の魅力的な食文化、自然、伝統工芸などを一緒に探し、発信していくプロジェクト第一弾は『徳島県美馬市』知られざる美馬市の魅力に触れてきました。*後編です

日本遺産認定「阿波藍」を使った藍染体験【藍染工房 Yamauchi】

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古くから日本人の生活に深くかかわり、神秘的なブルーといわれた藍。徳島県では藍染めの元となる藍染料「蒅」(すくも)づくりの本場として現在もその伝統が引き継がれ、徳島で作られた蒅は「阿波藍」と呼ばれています。徳島県のいくつかの工房では、今でも、化学染料を使用せず、蒅、灰汁、石灰、ふすまなど、昔ながらの製法で作った染料を使って藍染を行っています。

吉野川流域9市町(徳島市・吉野川市・阿波市・美馬市・石井町・北島町・藍住町・板野町・上板町)が申請した「藍のふるさと 阿波~日本中を染め上げた至高の青を訪ねて~」が平成元年5月に文化庁の日本遺産に認定され、伝統と信頼が裏付けされました。

今回、藍染を体験したのは美馬市脇町にある【藍染工房 Yamauchi】。藍染工房で染めたシャツやストール、メガネケースやハンカチなど小物の販売も行っています。

体験用アイテムはなんと約50種!ストール約20種、洋服10種、カバン6種、タオルやハンカチなど豊富なアイテムから選べます。手袋・エプロンの貸し出し無料なので、手ぶらOKなので旅の途中でも立ち寄りやすいです。

今回はタオル染めを体験しました。模様を作る方法を最初にレクチャーいただきます。ビー玉や輪ゴム、棒などを使い、生地を寄せたり、捻ったりすることで世界にひとつだけのデザインが完成します。

染料が入った大きな槽は900リットル、深さは約2m近いと聞いて、絶対落とせないというプレッシャーの中、藍染体験。揉みながら染料を染み込ませていきます。3回ほど繰り返したら、洗って脱水して干して完成です。

自身でもどんな柄になっているのか開くのがとっても楽しみで♪ 予想より白っぽく出来上がりました。

出来上がったタオルそのものをお土産にできるのも嬉しいですね。製品コーナーで一目惚れしたシルクのストール、購入しました。

【藍染体験 やまうち】
徳島県美馬市脇町字拝原2698-5
TEL : 0883-52-5168

童心にかえって遊山箱で楽しむランチ【四季料理 森友】

徳島県の食文化のひとつ、子ども用の三段重ねのお弁当箱『遊山箱(ゆさんばこ)』。旧暦の3月3日、子どもたちは遊山箱を持って野山や海へ遊山に出かけるという風習があり、大正時代~戦後にかけて愛用されていました。

画像: 遊山箱をのこし、伝え、つなげる【遊山箱文化保存協会】 youtu.be

遊山箱をのこし、伝え、つなげる【遊山箱文化保存協会】

youtu.be

徳島で遊山箱が作られるようになったのは江戸時代といわれていて、阿波藩の水軍を支えた船大工たちが技術研鑽のために作り始め、木材加工の高度な技術は今に伝わっています。昭和50年頃に一度途絶えてしまった遊山の風習ですが、木工組合の呼びかけにより復刻。今では伝統工芸品として徳島県内のおみやげ店や木工所などで販売されています。

地元の方にも人気の和食料理 森友で遊山箱ランチをいただきました。

なんともかわいらしい蓋をあけると中から3段重がお目見え。開ける楽しみがあり、これは子供でなくともオトナでもワクワクしちゃう。優雅で楽しいランチタイムが過ごせました。

【四季料理 森友】
徳島県美馬市脇町大字猪尻建神社下南121-1
電話: 0883-52-1362
営業時間: 11:30~14:30 / 17:00~21:00

四国八十八景の庭園✕抹茶体験✕写経体験【本楽寺(ほんらくじ)】

全国で唯一川を借景とした石庭を持つお寺【本楽寺(ほんらくじ)】

吉野川をのぞむ高台に建つ寺院で、その借景の素晴らしい枯山水庭園は四国八十八景にも選定されています。鶴と亀を模した石は長寿を表現し『鶴亀ノ庭』と呼ばれています。

天然の山肌を生かした回遊式庭園、個性あるふたつの庭園を有する古刹は心洗われるパワースポットとして地元でも人気のお寺です。本堂は京都の清水寺に代表される懸け造りで建立されています。

庭師でもある本楽寺 吉田住職にご案内いただきました。 

茶室にもご案内いただきました。あえて天井を低くすることで部屋を広く感じる視覚効果の話、窓から入る太陽光の話など、勉強になることばかり。

お抹茶体験では、吉田住職が気に入っているという通常販売されていない特別な干し柿もいただきました。上品な甘さがお抹茶とよく合います。住職が手掛ける精進料理も人気があるそうで一度食べてみたいと思いました。

写経体験も!写経は集中力や文字がキレイになる、、、という効果のほか、脳が活性化されたり免疫があがったり、ストレス軽減などいい事尽くし♪ キレイにと思っても思ったように筆が運ばず。最後に願い事を書いて終了。納経してくださいました。

本楽寺

【本楽寺】
徳島県美馬市穴吹町三島字小島123
電話:0883-52-2754
営業時間: 11:30~14:30 / 17:00~21:00

拝観料:500円
時間:4~11月[9:00~16:30]
12~3月[9:00~17:00]
◆お抹茶体験
抹茶・お菓子料:400円(茶室で頂けます)
◆写経
写経料:400円(一式ご用意します)

いつでも楽しめる”阿波おどり”【阿波おどり会館】

www.awaodori-kaikan.jp

徳島県といえば『阿波おどり』400年の歴史があり徳島の貴重な財産であり観光資源です。この阿波おどりを保存・伝承するため、通年型・滞留型の新たな観光拠点施設として建設された【阿波おどり会館】へ。阿波おどりの実演や歴史紹介、県内観光地の情報収集や案内なども行っています。

2階の「阿波おどりホール」では阿波おどりを観覧するための専用ホール(客席数250席)。昼の公演は阿波おどり会館専属連「阿波の風」が出演、夜の公演は有名連が毎日交代で1連ずつ出演し、躍動的な阿波おどりを目の前で披露いただけます。私達が観た公演は、江戸時代~現代の阿波おどりの変化がわかる時代ごとの踊り分けなど、とても楽しめる内容でした。

ステージに上がる前、席でレクチャーを受けて練習している様子です。

www.awaodori-kaikan.jp

観ているだけでなく、観客全員も一緒にステージにあがって踊る”阿波おどり体験”も叶います。実際踊ってみると手や足の動きなどシンプルだからこそ美しく踊るのが難しい。体力も結構使います。

3Fは、阿波おどりの歴史と文化を学ぶことができる「阿波おどりミュージアム」があり、衣装や小道具、昔と今の鳴り物などが展示され、阿波おどりの変遷をわかりやすく知ることができます。

1階は観光案内、徳島県物産観光交流プラザ「あるでよ徳島」があり、阿波藍製品のお土産が購入できます。徳島県の県産品で有名なすだちジュースやすだちの調味料、半田そうめん、鳴門金時、鳴門わかめなども並びます。

特にういろは”阿波ういろ”として”日本三大ういろ”のひとつで米粉と砂糖が主原料、和三盆入りのものが絶品で独特のもちもち感、小豆の味わいがやみつきになります。

顔はめフォトスポットもあります。

【阿波おどり会館】
徳島県徳島市新町橋二丁目20番地
TEL:088-611-1611

八芳園の出張シェフがもてなすスペシャルディナー

前編でご紹介した「うだつの町並み」散策で立ち寄った【道の駅 藍ランドうだつ】。建物は、藍の豪商 吉田家の蔵を改装したもので、とても趣のあるロケーションです。

庭で地酒や深むし茶などウエルカムドリンクが供されました。おつまみは県産品のこんにゃく、竹ちくわ、フィッシュカツ、わかめや蓮根のチップスなど。

建物の2階にあがると東京からこの夜のために八芳園のシェフが待っていてくれました。

県産品を使ったフルコースディナースタート!テーブルセッティングも凝っていて、阿波和紙や藍染のナプキンなど。

メニューは部屋に飾られた美馬市の四季からインスピレーションを得たもので、飾ってある絵画ともリンクしているという素晴らしい演出でのおもてなしフルコース!

HOSPITALITY PROGRAM 【徳島県美馬市】
《曙景》 小泉さんのゆずのムース アオリイカ焼き霜造り
《白日》 阿波尾鶏 じいじいのしいたけ 後生芋 酢橘 コンソメスープ ガランティーヌ
《昼日中》 吉野川より鮎 阿波番茶のコンフィ 竹芋うま煮
《立冬》 とくしま三ッ島ビーフ 祖谷のジビエ 美馬の五味とともに
《薄暮》 伝統料理 蕎麦の実雑炊 真鯛52℃スチーム
《夕景》 たむらのタマゴ 鳴門金時 勝浦密柑

お料理と併せて地酒やワイン、お茶と一緒に♪ とことん徳島県尽くし!食事を通じて、徳島県への愛着が更に湧きました。

画像: 八芳園の出張シェフがもてなすスペシャルディナー

道の駅 藍ランドうだつ | 徳島県観光情報サイト阿波ナビ (awanavi.jp)

【道の駅 藍ランドうだつ】
徳島県美馬市脇町町南
電話:0883-53-2333
営業時間 藍蔵:11時~14時/茶房:9時~17時

SNS投稿キャンペーン「#阿波ふうど総選挙」を実施

徳島の幸を、みんなの幸せに。美しい海、清らかな川、緑ふかい山、澄んだ空気、豊沃な土。この風土が培った「食(food)」の素晴らしさを、もっともっと多くの方に知っていただき、ともに分かち合いたい。そんな思いを込め、徳島県産の豊かな食材を「阿波ふうど」と名付け、キャンペーン実施中です。

画像: SNS投稿キャンペーン「#阿波ふうど総選挙」を実施

SNSでイチオシ県産食材を記載し、投稿キャンペーン用のハッシュタグ「#阿波ふうど総選挙」をつけて投稿すると投稿者の中から抽選で3名に徳島県食材を使用した商品をプレゼントいただけるキャンペーン実施中です。

県内の方も県外の方もぜひ応募してみてくださいね。

徳島県美馬市の魅力が八芳園プロデュースで引き出された今回のツアー、ツアー中の食事や体験を通じて、昔から受け継がれてきた伝統文化や食文化、五感でダイレクトに受け取ったことにより印象深く記憶に残りました。東京からの移住も昨今では多く、移住相談会なども積極的に開催されています。皆様も徳島にお出かけの際にぜひ本記事を参考にされてみてくださいね。

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