第一三共ヘルスケア株式会社の解熱鎮痛薬ブランド「ロキソニン」が「みんなの生理痛プロジェクト for TEEN」の活動の一環として、初の保護者向けセミナー・ワークショップを8月25日(日)に品川女子学院で開催しました。子どもを思う親心もあり参加した保護者はみんな熱心に話を聞き、有意義な時間になったようです。そんな様子を今回はレポートします。

生理痛のときに我慢した経験がある人は91.7%も

画像1: 生理痛のときに我慢した経験がある人は91.7%も

まずは主催者である第一三共ヘルスケア株式会社 ブランド推進本部 OTC推進部 BMグループ 土合 桃子さんより、生理痛の悩みの実態について説明がありました。調査によると1年以内に生理痛を経験したことがある人は73.1%にもおよび、3人に1人が日常生活への支障をきたすことがあると話します。

画像2: 生理痛のときに我慢した経験がある人は91.7%も

また、生理痛のときに我慢した人は91.7%もいる結果となりました。我慢をしている理由としては「我慢するのが当たり前だと思うから」「周りが我慢しているから」「我慢するように言われたから」などが上がり、当事者だけでなく、周囲も含めた社会全体の理解促進が必要だとわかります。

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生徒が生理痛を我慢しないためには、保護者を含む周囲の大人が正しい知識を身に着け、サポートすることが大切であることを今までのセミナーの中でも感じ、今回の保護者向けのセミナー・ワークショップの実施が決定しました。

生徒がファシリテータを務めることで場も和む

画像1: 生徒がファシリテータを務めることで場も和む

今回のファシリテーターは品川女子学院の学校公認有志生徒団体で生理について正しい知識と理解を広げるために精力的に活動中の「CLAIR.(クレア)」です。生徒自らファシリテーターとして登壇・ワークショップに参加することで保護者の皆様も和やかなムードとなりました。

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品川女子学院生徒の事前アンケート結果では「生理痛が学校生活に悪い影響を与えたことがある」と回答した割合は66%と発表。生徒の中でも生理痛による不調や影響を受けている人が半数以上いることがわかります。またその中でも我慢したことがある人は90%以上いる結果となりました。

保護者も熱心に耳を傾ける!産婦人科医によるアドバイス

画像1: 保護者も熱心に耳を傾ける!産婦人科医によるアドバイス

会場には産婦人科医・医学博士・産業医の高尾美穂先生が登壇。生理・生理痛の仕組みについて話しました。以前の記事でもまとめているのでこちらを参考にしてください。とても詳しく、わかりやすく説明してくれて保護者も熱心に耳を傾けます。

生理前の3〜10日くらいの間、続くむくみ、便秘、胸が張るなどの身体的な症状やイライラ、鬱っぽいなどの精神的な症状など身体や精神に影響を及ぼす月経前症候群(PMS)についても語られ、生理痛だけではなく女性は1ヶ月の中で不調を感じる日が多い人がたくさんいるということも伝えられました。また日常生活に支障をきたす状態である月経困難症は子宮内膜症や子宮筋腫、不妊などの原因にもなるので不安になることがあれば婦人科を受診して欲しいと先生は語ります。

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たかが生理痛と若い時は思っても、先にあげた子宮内膜症などの病気は保護者世代にはけっこう耳にする病気です。また将来的にこれらが原因で癌になるリスクがあるなど女性の人生に関わる問題となります。そのため学生時代から知識を備えるのが大切と話し、保護者も真剣に受け止めている様子でした。

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先生への質疑応答の時間もあり、経血の量が多い娘さんを心配する保護者からの質問や初潮が遅い娘さんを心配しての質問など、保護者だからこそ、子どもを思う熱のこもった質問が多く、改めて勉強になった様子でした。

ロールプレイングやグループワーク

画像1: ロールプレイングやグループワーク

生理痛がひどい場合は体を温めたり、ストレッチなどもいいと先生は言います。また、もし市販薬の鎮痛剤を服用する場合は痛みを感じたらなるべく早めに服用することが大切。痛みをガマンしていると、正しい効き目を感じにくくなってしまうこともあると先生はアドバイスしました。

その中でファシリテーターの生徒と保護者によるロールプレイングを行います。生理痛に悩む娘に対して「エアコンの温度を下げようか?」とケアする姿が印象的でした。

画像2: ロールプレイングやグループワーク

更には「子どもが家で、生理痛がつらそうにしていたら何ができるでしょうか?」というお題で、グループディスカッションがスタート。

画像3: ロールプレイングやグループワーク

ファシリテーターである学生さんもグループに加わり、和やかなムードでグループワークも進みました。今回のセミナー・ワークショップにより生理痛で悩んでいる子どもに対して、対応の選択の幅が広がった様子です。

生理痛と正しく向き合える社会へ

「みんなの生理痛プロジェクト」の目的は"生理痛と正しく向き合える社会へ"です。今回は初の保護者向けのセミナー・ワークショップということもあり、生徒向けとはまた違った熱量を感じた会のように見えました。それも親が子どもを思う心や理解しようとしているところからきているのでしょう。お母様だけでなくお父様の参加もあり、このようなセミナーを通して家族から社会へと生理痛について理解し、向き合える一歩に繋がりそうです。

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