沖縄観光の新たなスタイルとして注目を集める「エシカルトラベルオキナワ」。自然巡りや伝統工芸を満喫する地域と深く関わる新たな旅の魅力をご紹介します。

「エシカルトラベルオキナワ」とは?

沖縄県ならびに(一財)沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)が提案する、新しい沖縄観光のかたち「エシカルトラベルオキナワ」。これは、地域の文化や自然に配慮しながら旅を楽しむサステナブルな観光スタイルです。沖縄の自然、伝統、産業に触れながら“地域と過ごす旅”を通じ、訪れる観光客一人ひとりが地域の一員のように過ごすだけでなく、迎え入れる観光事業者、沖縄県民も同様の考えを持ち、双方が地域の暮らしや自然環境に配慮した旅を心がけるきっかけになるような取組を進めています。

【エシカルトラベルコンテンツの考え方(抜粋)】

以下の4つの考え方に基づきエシカルな取り組みをされている
施設・団体を紹介しています。

● 自然環境を大切にしている
● 人と動物の命を大切にしている
● 地域文化と伝統を大切にしている
● 公平性・透明性を大切にしている

サステナブルツーリズムとの違い

サステナブルツーリズムは観光地や事業者が環境負荷を減らし、持続可能な形で観光を提供することに重点を置いています(主体が観光地)。それに加え「エシカルトラベル(観光地を大切にする旅)」は、観光客自身が主体となり、地域文化や自然環境に配慮しながら旅をすることを大切にしています。例えば、地域の伝統文化を尊重した体験を選んだり、環境に優しい宿泊施設を利用したりするなど、観光客一人ひとりの選択が持続可能な観光につながることを意識した旅のスタイルです。

画像: www.t-expo.jp
www.t-expo.jp

この取り組みは高く評価され、第8回「ジャパン・ツーリズム・アワード」において「UN Tourism特別賞」を受賞しました。

沖縄の新たな魅力を体験!「地域と過ごす旅」

1日目:自然と発酵文化を体験

沖縄の旬の野菜が大集合!
やんばるのおいしさを伝えるレストラン『Cookhal(クックハル)』

旅のスタートは、『Cookhal(クックハル)』にて、やんばるで育つ旬の野菜をふんだんに使った料理を堪能。やんばるで大切に育てられた産地直送の素材を使った料理で「やんばるのおいしさ」を伝えるレストラン。地元の農家のために「流通一体型の生産」の仕組みづくりを実現するため農家同士の交流会や野菜を扱う飲食店と消費者を繋ぐイベントを企画し、生産者と消費者の顔が見える場をプロ
デュースしています。

一番人気は日替わりの「畑のランチプレート」。ごはん、スープ、サラダ、肉料理、天ぷら、デリなどをぎゅっと詰め込んだ贅沢な一品です。ごはんは7分づきの地元名護産ミルキーサマー。リーフレタスやフリルレタス、ぐるぐるビーツなど畑で採れた新鮮野菜を使ったサラダは自家製ドレッシングで。この日の旬野菜スープはいんげん。ハーブが効いたやんばる産100%のおいしいプレートです。

画像: オーナー 芳野 幸雄 様

オーナー 芳野 幸雄 様

100%やんばる産のスパイスカレーを目指して

現在、沖縄でできるスパイスは、胡椒・ロングペッパー、コリアンダー、ディル、フェンネル、島唐辛子、フェヌグリーク、ブラッククミン、シマ菜(マスタードシード)、カレーリーフ、セイロンシナモン、パンダンリーフ、オールスパイスリーフ、カルダモン(月桃の実)、カラキなどがあります。「日本が輸入に頼っていたスパイスが、やんばる産で出来つつある。これが自給自足の強みです。やんばるには米、塩、砂糖、肉、魚、野菜、そしてスパイスがある。100%やんばるの食材で作れるスパイスカレーが、すぐそこまで見えてきています」と語る芳野さん。地球温暖化などの環境問題や原油高・円安など、不安定な社会情勢のなかで、地産地消でこの島の未来を支えていく。ハルサー(畑人 沖縄の方言で農業に従事する人)が次に抱く野望は、県産スパイスを広く流通させることです。

画像: 人気のテラス席

人気のテラス席

1億年前から生き続けている古い森 ”やんばるの森” 
楽しみながら「学び」「守り」「育てる」『やんばるアドベンチャーフィールド』

画像: 生物多様性を壊さないように配慮されたルート設計

生物多様性を壊さないように配慮されたルート設計

2021年7月に世界自然遺産に登録されたエリアの一つ、沖縄県本島北部の東村エリア「やんばるの森」をガイドとともに散策し、森の多様性や自然保護の取り組みを学べます。(不定期開催:問い合わせしてみてください)

生きた化石とも呼ばれる、日向に生息する「イタジイ(スダジイ」や背の高い日陰に生息するシダ植物「ヒカゲヘゴ」や、トトロの傘でおなじみの「クワズイモ」など、森の中では珍しい動植物をたくさん見ることができます。

やんばるで最近問題になっているのが、外来種による被害。特定外来生物に指定された「ツルヒヨドリ」というツル性植物は1日に10センチも伸びるほど強い繁殖力で、他生物が生存できないほど繁茂し生態系に影響を与えてしまいます。定期的に、外来植物駆除などのイベントなども開催しています。

ジップラインで空中散策

丁寧な講習もあり、怖がりの筆者でも楽しめました。一緒に参加した方々となんともいえぬ絆ができたのはいうまでもありません。大自然の中で、ともに手をとり歩くという都会では味わえない冒険、オトナも童心にかえって楽しめます。楽しい体験を通じて、この森を守らなくては、そんな気持ちも湧き上がります。

沖縄で初となる豆からコーヒー作り体験が楽しめる人気観光スポット「又吉コーヒー園」

画像: 沖縄で初となる豆からコーヒー作り体験が楽しめる人気観光スポット「又吉コーヒー園」

『やんばるアドベンチャーフィールド』内には、沖縄で唯一、コーヒー豆の栽培から焙煎・抽出までを体験できる観光スポット『又吉コーヒー園』があります。ここでは、コーヒー好きなら一度は体験したい“豆から作るコーヒー”の魅力を存分に楽しめます。

看板猫のミケちゃんとパンダちゃんが、人懐っこくて、一気にファンになりました。

宿泊することで地球環境の保全に貢献できる
一歩先を行くSDGsなホテル『EMウェルネス 暮らしの発酵ライフスタイルリゾート』

宿泊するお客様に健康になってほしい「宿泊することで地球環境の保全に貢献できる。」ことを目的としたウェルネス✕SDGsなホテル『EMウェルネス 暮らしの発酵ライフスタイルリゾート』。

地球にも人にもやさしい”発酵する”ホテル

提供元:EMウェルネス 暮らしの発酵ライフスタイルリゾート

EMウェルネス暮らしの発酵ライフスタイルリゾートが目指すのは「病気にならない暮らし方の発信拠点」になること。そのためにホテルではさまざまな取り組みを行い、館内には工夫が凝らされています。このホテルの大きな特徴は、至るところに有用微生物のEM菌を取り入れているところ。EMはEffective(有用な) Microorganisms(微生物たち)の頭文字を取ったもので、乳酸菌・酵母・光合成細菌など、人や地球にとって有用な働きをする善玉菌の集まりです。

EMウェルネス暮らしの発酵ライフスタイルリゾートの広々とした客室はケミカルフリー。「良質な睡眠と特別な時間を過ごしてほしい」と、照明、ウェア、アメニティなど、すべてにおいて“心地よく過ごせる”おもてなしの空間を提供するとともに、客室の清掃やリネン類のクリーニングには化学薬品を含まないオリジナルの発酵液(EM)を使用。客室の壁紙や天井のクロス、家具もEM仕様です。

画像: 地球にも人にもやさしい”発酵する”ホテル

使い捨てプラスチック製品を削減するため、2021年10月からは客室のアメニティやペットボトルのミネラルウォーターを廃止。各階にウォーターサーバーを設置し、各部屋に用意されているピッチャーでセルフ給水ができるようになりました。独自の発酵健康飲料「EM・X GOLD」が配合されています。(無味無臭)

お土産も揃うライフスタイルショップ

画像: お土産も揃うライフスタイルショップ

人にも地球にもとことん優しい取り組みをするホテル内には、日々の暮らしをより健康でより楽しいものにするためのこだわりアイテムを取り揃えたショップを併設。衣食住において健康生活を提案するライフスタイルストアで、お土産屋さんというカテゴリーには収まりきらないラインアップです。宿泊客だけでなく、地元の方々もスーパーのような感覚で利用されている方が多いという人気のショップには、お米、野菜、調味料、山原豚、衣類、洗剤、スキンケア、量り売りのナッツソープなどが並びます。

身体の内と外から取り入れるEMウェルネス

画像: 提供元:EMウェルネス 暮らしの発酵ライフスタイルリゾート kurashinohakko.jp
提供元:EMウェルネス 暮らしの発酵ライフスタイルリゾート
kurashinohakko.jp

スパ棟2階の展望大浴場では、雄大な景色を眺めながら心も体もリラックス。大浴場の水はすべて、オリジナルのセラミックスろ過システムを通った軟水を使用しているため、水自体がお肌から潤いを引き出します。湯温は、ゆっくり浸かれるよう40~41度のぬるめの設定。ドライサウナ、ミストサウナ、ジェットバス、水風呂、シルキーバス、岩盤浴が併設されています。宿泊者以外のビジター利用もできます。

朝昼晩、発酵の力で、カラダとココロが喜ぶごはん

画像: キタナカガーデン 提供元:EMウェルネス 暮らしの発酵ライフスタイルリゾート

キタナカガーデン

提供元:EMウェルネス 暮らしの発酵ライフスタイルリゾート

自社農場で有機栽培された色とりどりの島野菜や、平飼いで育った健康たまご、安心素材を活かした健康志向ビュッフェ。既成品はほぼ使わず9割手作り、体にやさしい素材ばかりで構成されたメニューを提供しています。

朝は消化に負担がかからない発酵ごはん。昼は和洋中のジャンルを超え、発酵のチカラを生かしたランチ。ドレッシングやソースなども調理人がひとつひとつ手作りし、ヴィーガンの方でも気兼ねなく満喫できるようヴィーガン料理にはマークがついています。

沖縄と発酵のエッセンスを加えて仕上げた和食料理、琉球料理

ディナーは1階の結庵でビュッフェスタイルでいただきました。琉球料理伝承人の料理長が手掛ける伝統的な調理法を忠実に再現した琉球料理、和食料理が並びます。驚くほどに繊細な味付けで、どれもおいしくて、満腹中枢はどこへやら。たくさんたベても胃もたれもしないし、オリオンビール片手に楽しい時間でした。

宿泊するだけで健康に!3つの特徴

発酵を取り入れたヘルシーな食事
オーガニックや無添加にこだわった食事を提供。発酵食品を活かしたメニューで、
体の内側から健康をサポートします。

EM技術を活用したウェルネス体験
館内の空気や水はEM技術で整えられており、より快適で心地よい空間に。
日常の疲れを癒しながら、体をリフレッシュできます。

サステナブルなライフスタイルを学べる
宿泊者だけでなく、ビジター利用も可能。エコで持続可能な暮らし方について学び、
日常に取り入れられるヒントを得られます。

発酵をテーマにしたユニークな宿泊体験を通じ、健康やサステナブルなライフスタイルについて新たな視点を得られます。

画像37: 沖縄の新たな魅力を体験♡地域と過ごす旅「エシカルトラベルオキナワ」《前篇》
画像38: 沖縄の新たな魅力を体験♡地域と過ごす旅「エシカルトラベルオキナワ」《前篇》

発酵の力を活かした特別な空間で、健康とリラクゼーションを同時に叶える『EMウェルネス 暮らしの発酵ライフスタイルリゾート』。宿泊はもちろん、ビジター利用でも気軽に体験可能です。

《後編》へ続きます

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