「女性のエンパワーメントとジェンダー平等」を目的としているHAPPY WOMAN実行委員会は「第9回 国際女性デー表彰式|HAPPY WOMAN AWARD 2025 for SDGs」を開催。女性限定のレースシリーズ「KYOJO CUP」が、企業部門賞「女性応援ブランド賞」を受賞しました。今回のアワードでは企業6社、個人部門賞では俳優の板谷由夏さんやシンガーソングライターの平原綾香氏さんなど6人の女性が受賞。ウェスティンホテルで開催された授賞式に参加してきたのでレポートします。

国際女性デー

3月8日は女性の社会的、経済的、文化的、政治的な成果を称える日「国際女性デー」です。「国際女性デー」は1904年、ニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源となり、1975年に国連が3月8日を「国際女性デー(International Women’s Day)」として制定し、今年で50年を迎えます。この日は、イタリアの「ミモザの日」としても有名で、「FESTA DELLA DONNA(フェスタ・デラ・ドンナ=女性の日)」とされ、女性に感謝を込めて、母親や妻、友人、会社の同僚などに愛や幸福の象徴でもあるミモザが贈られています。そのためミモザやイエローカラーをよく目にすることでしょう。

企業部⾨賞に女性限定のレースシリーズ「KYOJO CUP」が受賞

女性を応援する商品やサービスなどを展開し、女性の活躍推進に寄与した企業部門「女性応援ブランド賞」としては、「森永乳業株式会社」「株式会社ワコール」「株式会社ファミリーマート」「株式会社ヴァンドームヤマダ」「株式会社インタープロトモータースポーツ」「Flora株式会社」の6社が表彰されました。

画像1: 企業部⾨賞に女性限定のレースシリーズ「KYOJO CUP」が受賞

今回、企業部門での注目は株式会社インタープロトモータースポーツが手がける女性限定のレースシリーズ「KYOJO CUP」。「KYOJO CUP」 は、「モータースポーツの中に女性が輝ける世界をつくる」ことを目標に、男性主体で形成されてきたモータースポーツ界に新たな価値観を提示してきました。現在でも、高校生ドライバーや3児の母、米国でインフルエンサーとしても活躍する選手など、さまざまな職業や経歴を持つ女性ドライバーが参戦しています。

画像2: 企業部⾨賞に女性限定のレースシリーズ「KYOJO CUP」が受賞

受賞の理由としてプレゼンターは次のように話します。

「2017年の設立以来、女性ドライバーが競技に専念し、継続的にキャリアを築ける場を提供。ライフステージの変化に左右されず、誰でも挑戦できる環境を整えることで女性の可能性を広げてきました。この取り組みは単なるレースに留まらず、女性の活躍を推進するモータースポーツ文化の醸成にも寄与し、モータースポーツ界全体のダイバーシティ推進にも大きく貢献しています。これは自動車業界全体の未来にも影響を与えて、新たな可能性を生み出すものです」

そして、プロデューサーの関谷正徳さんとディレクターの関谷葉子さん、女性レーシングドライバーが登場。

画像3: 企業部⾨賞に女性限定のレースシリーズ「KYOJO CUP」が受賞

受賞の感想を聞かれると関谷葉子さんは次のように述べました。

「本日は本当にありがとうございました。KYOJOというのは”競争女子”をもじって名付けています。モータースポーツの世界の中に女性たちが輝ける世界をつくりたいと思ってスタートしました。車を使うレースは男性主体のスポーツとして育ってきましたが、その中で真剣にレースに取り組みたいという女性がたくさんいることを知りました。9年前は10名ちょっとだったドライバーが今では40名を超えるようになりました。今後も世界中の女性や子供達に憧れや夢を生み出せるスポーツをつくっていきたいと思います」

想いのこもった挨拶に会場も大きな拍手で受賞を讃えました。

個人部門賞では俳優の板谷由夏が登場

画像1: 個人部門賞では俳優の板谷由夏が登場

女性の力による持続可能な社会づくりに向けた挑戦や活動を行い、今後に期待できる個人に送られる個人部門表彰「HAPPY WOMAN賞」には俳優の板谷由夏さんやシンガーソングライターの平原綾香さんなど6名が選ばれました。

板谷由夏さんは俳優として映画やドラマで多彩な役を演じ、豊かな表現力を通じて多くの女性に共感と勇気を届けてきました。また、自身がディレクターを務めるファッションブランド「SINME」では新たな挑戦を続けることの大切さを発信しています。”いくつになってもSINME(新芽)は生まれる”というブランドのコンセプトには年齢に関係なく可能性を広げ、前向きに生きることへの強いメッセージが込められています。さらにチャリティーオークションへも積極的に参加。寄付活動での支援の輪を広げることにも貢献しています。そのような活動、姿勢を讃えられ「HAPPY WOMAN賞」を受賞しています。

画像2: 個人部門賞では俳優の板谷由夏が登場

板谷由夏さんは次のようにコメント。

「本日は素敵な賞をいただけて、とても嬉しいです。ありがとうございます。私も国際女性デーが制定された同年の1975年生まれで今年、50歳になります。50歳を迎えるのは体の変化や心の変化もあり、いろいろと考えます。そんな時に一番、励ましてくれたのが母を含めて年上の女性たちでした。ですので、私も年下の方への何か励みになれるようにパワーを与えられる女性でいたいと思っております。また、私には息子が2人いますが、この大変な世の中で自分の道をみつけられるように、優しさと強さを伝えられるような母親でいたいというのも目標の一つです。そして、なるべく笑顔で、機嫌よくいて、周りにエネルギーの輪を広げられるような女性でありたいと思っております」

画像3: 個人部門賞では俳優の板谷由夏が登場

また、シンガーソングライターであり、サックスプレイヤーの平原綾香さんは音楽を通じた社会貢献活動に長年取り組んでいて2015年に平原綾香ジュピター基金を設立。世界の子供達を支援するためのチャリティーコンサートを継続的に開催、出演料の寄付や募金活動を行っています。このような支援活動が評価され「HAPPY WOMAN賞」を受賞しました。

女性がエンパワーメントされる授賞式

「第9回 国際女性デー表彰式|HAPPY WOMAN AWARD 2025 for SDGs」では改めて女性の美しさ、そして力強さを知れ、会場に訪れた人も勇気と元気をもらった様子でした。50年前には想像できなかった女性の活躍が今、周りでも多く見られていると思います。そのような中、今後、どのような女性が活躍していくのか、そしてどんな未来が待っているのか楽しみですね。

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