絵画の世界を味わう“TOKYO WAVES”第14弾

このアフタヌーンティーは、名作絵画からインスパイアされたメニューを展開するシリーズ「TOKYO WAVES アフタヌーン・エキシビション」の第14弾。今回は日本の芸術史に燦然と輝く浮世絵師・葛飾北斎の「冨嶽三十六景」にスポットを当て、繊細かつダイナミックな風景をスイーツとセイボリーで表現。

ウィスク(Whisk) / 16階 バー&ラウンジ
会場はホテル16階のバー&ラウンジ「Whisk」。眼前に広がる東京湾の風景とリンクするかのように、北斎の世界がテーブル上に広がります。風景美や歴史を五感で味わう新たな美食体験が叶います。
名作がスイーツに!? 見た目も味もアートなティーセット

北斎の創作背景や人となりを追体験する構成で、序盤では江戸時代を生きた北斎の暮らしを現代風に表現したアペタイザーを提供。

質素ながら創作に情熱を注いだ日常を想起させるそば粉のガレットに、北斎が調合していたとされる“柚子の薬”に着想を得たモクテルを添え、彼の人物像と江戸の食文化を表現。
そば粉のガレット
一日中創作に没頭し、疲れると蕎麦を食べて寝ていたという北斎。そんな蕎麦に着想を得た、そば粉のガレットを前菜にご用意しました。香ばしく焼いたそば粉のクレープを細かく刻んで、独特な食感に仕上げています。中には、卵やパルメザンチーズ、オニオン、ベーコンを焼き上げた具材が隠れ、食べ進めるほどに風味の広がりをお楽しみいただけます。
ゆずと抹茶のモクテル
北斎が調合していたとされる“柚子の薬“にインスピレーションを受けた一杯です。そば粉のガレットのペアリングとして和テイストな抹茶をイメージしたモクテルで、ゆずの爽やかな味わいに卵白を加え、やさしい口当たりに仕上げています。

メインでは、「冨嶽三十六景」から象徴的な11作品を選び、甘党として知られる北斎の嗜好に着想を得たスイーツを展開します。

蓋を開けると煙の中から小菓子が現れるサプライズ演出とともに、アートと味覚が交差するひと時が楽しめます。
【1】 グラニテ ミルク(=冨嶽三十六景 礫川雪ノ且(こいしかわゆきのあした))
雪化粧の朝、富士を望む静かな光景を映したひと品。ミルクの白で新雪や木々に積もる雪を、チェリーで雪中に佇む女性を表現しました。シャリっと軽やかなグラニテに、ドライキウイの酸味が爽やかさを添える、甘さと食感のバランスが絶妙なグラススイーツです。
【2】 シガレット ヘーゼルガナッシュ(=冨嶽三十六景 尾州不二見原(びしゅうふじみがはら))
桶越しに富士を望む構図を、香ばしいクッキー生地のシガレットとほろ苦いヘーゼルナッツガナッシュで表現しました。サクッと軽やかな食感と濃厚なショコラのハーモニーが、大人の味わいを引き立てます。
【3】 ライチゼリー(=冨嶽三十六景 登戸浦(のぶとうら))
浅瀬に立つ鳥居と水辺の情景を、軽やかな口どけのライチゼリーとサクッとしたメレンゲで表しました。爽やかでみずみずしい甘さが広がる、初夏の風を感じさせるデザートです。
【4】 チーズサブレ とうもろこしパウンドケーキ(=冨嶽三十六景 東都浅草本願寺(とうとあさくさほんがんじ))
壮大な本願寺の屋根を、サクサクの瓦型チーズサブレとしっとりコーンパウンドケーキで形成。濃厚チーズの塩気ととうもろこしの自然な甘さが重なり、豊かな風味と食感が楽しめる一品です。
【5】 チョコエクレア(=冨嶽三十六景 山下白雨(さんかはくう))
フランス語で「稲妻」を意味する“エクレール(éclair)”。その名のとおり、稲妻の瞬間を表現したビターなチョコエクレアです。ほのかな甘さに続いて、濃厚ショコラの“衝撃”が口の中に広がる、インパクトのあるスイーツです。
【6】 タルト・オ・ピニョン(冨嶽三十六景 青山円座松(あおやまえんざのまつ))
松の名木と富士を表現した、和と洋の風味が重なる特製タルトです。香ばしい松の実、抹茶アーモンドクリーム、こしあんの層が織りなす、和の味わいが特徴です。
【7】 黒ゴマパンナコッタ(=冨嶽三十六景 江都駿河町三井見世略図(えどするがちょうみついみせりゃくず))
凧が舞う江戸の空をイメージした、香ばしい黒ごまのなめらかなパンナコッタです。三井越後屋の三角屋根を模したフォルムで、深みのある風味と軽やかな口当たりが、広がる空の情景を想わせます。
【8】 レアチーズコーン(=冨嶽三十六景 甲州石班沢(こうしゅうかじかざわ))
北斎の「甲州石班沢」に描かれた投網、または手網の動きを、繊細に編み込んだワッフルコーンで表現。三角形の構図は、悠然と佇む富士の姿とも重なります。中には、爽やかな酸味が広がるレアチーズケーキをたっぷりと絞りました。
【9】 フィナンシェオリーブ(=冨嶽三十六景 御厩川岸より両国橋夕陽見(おんまやがしよりりょうごくばじせきようをみる))
将軍家の厩があったことに由来する「御厩川岸」。その穏やかな川面を行く渡し舟をフィナンシェで、差しかけた傘をオリーブで表現しました。夕陽に染まる対岸や富士の静けさに重ねるように、オリーブとドライトマトの塩味がやさしい甘さにほどよく調和しています。
【10】 桜スコーン(=冨嶽三十六景 東海道品川御殿山ノ不二(とうかいどうしながわごてんやまのふじ))
花見の名所・御殿山に咲く桜をイメージした、春の香りあふれるスコーン。ほんのり塩気を効かせたやさしい甘さが特徴で、やわらかな桜の余韻が広がります。
【11】 ライスババロア(=冨嶽三十六景 深川万年橋下(ふかがわまんねんばしした))
アーチ型の橋の下、視線の先に富士が現れる構図から生まれた、米のやさしさが活きるババロア。ミルクのコクとライスのやわらかい甘みが口いっぱいに広がる、なめらかで上品なデザートです。
視覚や味覚、知的好奇心を刺激する、浮世絵の世界に没入体験。和の食材や技法を取り入れたクリエイティブな逸品が並び、まるで和洋折衷の美食ギャラリーのよう。
ひと口ごとに、日本の四季や風景、歴史を感じられる演出で、五感を通じて“日本を再発見”できます。

レモン&ミントコーディアルのモクテル
レモンピールのほろ苦さと酸味に、爽やかなミントを加えた自家製シロップで夏らしいすっきりとした味わいに、グラス上部には波しぶきをイメージしたソルト&ライムフォームを浮かべて北斎の世界観を表現しました。
アート×ホテル=贅沢な夏のひととき
このプログラムは、前期(2025年6月1日~8月31日)と後期(9月1日~11月30日)の二部構成で展開される予定。アートと美食が融合するこの唯一無二の体験は、自分へのご褒美や、大切な人との夏の思い出づくりにもぴったりです。
日本の美を味わい尽くす、夏限定のアフタヌーンティー。この機会に、五感で“北斎の世界”を体験してみませんか?
アフタヌーン・エキシビション チャプター14 『冨嶽三十六景 前期』
提供期間
2025年6月1日(日)~8月31日(日)
提供時間
平日:14:00~/ 14:30~ / 15:00~ / 18:00~
土日・祝日:14:00~/ 14:30~/ 15:00~
提供場所
メズム東京16階 バー&ラウンジ「ウィスク」
料金
おひとり様:7,000円 (消費税・15%のサービス料込み)
キャンセル料
前日50% / 当日100%






