株式会社WEMADEがサービス運営を担当し、Round1 Studioが開発したモバイル野球ゲーム『ファンタスティック ベースボール:日米プロ』のユーザー座談会が、7月26日、WEMADEの日本法人であるWemade Japanを通じて開催されました。
当日は2部制となっており、1部では『ファンタスティックベースボール:日米プロ』の開発秘話と、今後の開発方向について紹介。2部では、ゲストに元プロ野球選手の里崎智也さんが登場し、アプリをプレイした感想や、ゲームとリアルの違い、NPB後半戦についてなど、野球にまつわるトークを展開。開発者とのゲーム対決も行いました。
『ファンタスティックベースボール:日米プロ』とは?

「ファンタスティックベースボール:日米プロ」は日本ゲーム史上初、NPBとMLBの公式ライセンスを全て取得したモバイル野球ゲーム。ユーザーはNPB12球団、MLB30球団に所属している選手を組み合わせ、自分だけのドリームチームを編成し、戦略的なプレイを楽しむことができます。
選手たちの顔やフォームはもちろん、実際の球場及び球団ロゴまで精巧に再現しており、臨場感あふれるゲームとなっており、実際の中継を見ているかのようなリアリティある演出が楽しめます。
里崎さんに聞く、ゲームとリアルの違いは?

ユーザー座談会の2部に登場した里崎さん。『ファンタスティックベースボール:日米プロ』について率直にどうか聞かれると、「NPB、MLBそれぞれのゲームはこれまでもあったけど、両方合わせてプレイできるのは史上初ですよね。画期的なゲームですね!」と高評価。
一緒に登壇したRound1 Studioのイ・ゴンヒCEOはゲームについて「表情や特徴など、リアルなキャラクターを作るのは本当に大変だった」と開発の際の苦労を語りました。
里崎さんは、「監督モードで戦略的な読み合いをしながらの対戦について、実際の野球とはどう違うか」というイ・ゴンヒCEOからの質問に、「戦術には違いはないと思います。自信満々、不安そうみたいな、メンタルとか表情とかそういった姿もリアルでは見て感じられるので、そこまで見ることができればゲームもさらにリアルに近づくかもしれないですね。」と回答。「と言っても、昔に比べればフォームとかもリアリティは十分ある。AIとかも入ってくればさらにリアルになるんだろうなとこれからが楽しみですね」と話しました。
また(ゲームでの)プレイのコツについては「自分自信がパーフェクトにプレイするのが重要」と言い、「リアルだと監督が完璧な指示をしてもプレイヤーがミスすることもある。ゲームでは自分がミスしなければ、プレイヤーがミスするということは基本的にはないですもんね」とゲームとリアルとの違いを語りました。
とは言え、ゲームでも完璧なプレイは難しい!?

続いて実際に、里崎さん対イ・ゴンヒCEOがアプリでゲーム対決を実施。うまくいかないところがあるとツッコミをいれつつプレイする里崎さん。前半、完璧なプレイを・・!と語っていましたが、ゲームであっても完璧にプレイするのはやはり難しいようで、ところどころ苦戦する様子も見せていました。
やはり開発者は強いのか、勝利したのはイ・ゴンヒCEO。「里崎さんはそんなにプレイした回数は多くないはずなのにお上手でした」と言われたものの、「読みがなかなか当たらないんですよね〜。くせがまだわからなかったですね。もうちょっと(練習が必要)ですね」と悔しそうな様子を見せました。
NPBは後半戦がスタート!パ・リーグ、メジャー、今後はどうなる?
NPBは7月末に後半戦がスタート。勝負の行方について里崎さんは「セ・リーグでは村上選手、岡本選手など、ケガ人がいつ回復するか、また他のチームにケガ人が出たりすると(戦況が)変わってくるのでそのあたりも気になるところ。」とし、「パ・リーグはまだあまり大きな差がないが、新庄監督3年目の日本ハムや、一時最下位まで落ちていたホークスが逆転優勝するのかなどまだまだ面白くなっていきそうなので注目したい」と語りました。
また「メジャーの方では大谷選手も二刀流が調整段階ではあるが、ここから50本くらいホームランを打つのでは。カブスの鈴木誠也選手など大谷選手だけでなく他の選手もタイトルをとれる可能性があるのでそれも見ていきたい」と期待を寄せました。
続けて「メジャーの選手も日本でもいろいろな手段で見れるようになってきたので来年のWBCも楽しみ。ゲームからメジャーの選手に詳しくなっていくというのもあるのでぜひ両方楽しんで盛り上がってください。」とコメントし、イベントを締めくくりました。

ゲスト:里崎智也さん
徳島県生まれ。鳴門工(現鳴門渦潮)―帝京大を経て98年に千葉ロッテを逆指名しドラフト2位で入団。長打力や堅実な守備力を武器に捕手として活躍。2005年にリーグ優勝と日本一、10年には「史上最大の下克上」と呼ばれたリーグ3位からの日本一に貢献した。06年の第1回WBCでは優勝した王ジャパンの正捕手として活躍。08年は北京五輪に出場。06、07年ベストナインとゴールデングラブ賞。01年フレッシュオールスターMVP。オールスター出場7度。05、09年盗塁阻止率リーグ1位。05~08年に4年連続満塁本塁打。プレーオフ・CSの通算11長打はパ・リーグ最多タイ。実働15年で通算1089試合、3476打数890安打、108本塁打。14年に現役引退し、15年に千葉ロッテのスペシャルアドバイザーに就任した。野球評論家としては鋭い切り口の解説が好評で、講演活動も積極的に行っている。19年には自身のYouTubeチャンネルを開設し、人気を博している。

