テクノロジーを活用したセルフメディケーションの推進を掲げるエムボックス社は20〜40代の女性を対象に「便秘に対する意識・実態調査」を実施しました。多くの人が便秘に悩みながらも便秘薬の選び方に迷い、“便秘迷子”になっている実態が浮き彫りとなりました。

便秘に悩む女性は2人に1人
調査対象となった300名のうち、「いつも便秘だと感じている」と回答した人は18.0%、「たまに便秘になる」と答えた人は32.0%にのぼり、合計で50%が便秘を自覚していることが明らかになりました。

ケア実施者はわずか17.3%
一方で、便秘の自覚がありながら「意識的に便秘ケアを行っている」と答えた人は17.3%にとどまりました。さらに「便秘が体に及ぼす影響をよく知っている」と回答した人は12.0%にとどまり、便秘のリスクに対する理解が十分ではない現状が示されました。


自然派ケアが主流、便秘薬は限定的
便秘対策としては「水分摂取」「食事改善」「運動」などの生活習慣改善を挙げた人が多数を占め、「市販の便秘薬を使用している」と回答した人は31.8%にとどまりました。薬の使用は消極的に捉えられている様子がうかがえます。

便秘薬の“ミスセレクト”が頻発
便秘薬を使用している人の約7割が「効かなかった」「お腹が痛くなった」といったネガティブな経験を報告。便秘薬は本来、症状や便秘のタイプに応じて選ぶ必要がありますが、多くの人が“なんとなく”で選んでしまい、自分に合わない薬を使用している実態が浮き彫りになりました。

「便秘タイプ」認識の不足
便秘には複数のタイプが存在し、それぞれに適した薬が異なります。しかし「便秘には複数のタイプがある」と明確に認識している人は17.3%にとどまり、「知らなかった」(55.7%)、「なんとなく聞いたことがある」(27.0%)と合わせると、8割以上が正確な知識を持ち合わせていませんでした。さらに、「便秘タイプによって薬が異なる」と理解していた人はわずか14.0%で、多くが誤った選択をしてしまう下地となっています。


情報源はネットやSNSが中心
便秘や便秘薬についての情報収集は「インターネット検索/Webメディア」(37.1%)、「SNS」(25.0%)が主流で、医師や薬剤師など専門家の意見に頼る人は少数でした。この傾向が、正しい知識や適切なケアにたどり着きにくい背景の一つとなっています。

“便秘迷子”は8割以上
「どの便秘薬を選べばよいかわからない」と回答した人は47.3%、「薬を使わない」と答えた人は33.7%にのぼり、合計で81.0%が市販薬を適切に選択・活用できていないことがわかりました。調査は、便秘に悩む多くの女性が適切なケア方法を見つけられず、“便秘迷子”となっている現状を浮き彫りにしています。

調査概要
調査期間:2025年8月6日
調査方法:インターネット調査(Freeasy)
調査対象:全国の20歳以上49歳以下の女性300名
コーポレートサイト:https://mbox-inc.jp/
