AI英会話アプリやオンライン学習ツールが身近になった今、子どもの英語学習に対する保護者の考え方はどう変わっているのでしょうか。今回、小学生・中学生・高校生の子どもを持つ保護者400名を対象に行われた英語学習に関する意識調査から、いま注目されているポイントが見えてきました。調査で浮かび上がったのは、「気軽に使えるAI英会話」と「リアルな対話ができるネイティブ講師」を、目的に応じて使い分けたいという保護者の現実的なスタンスです。

英語学習で最も重視されるのは「ネイティブとのコミュニケーション力」
まず、「子どもの英語学習で最も重視している点」を聞いたところ、最多となったのは「外国人・ネイティブスピーカーとのコミュニケーション意欲・能力の向上」(26.8%)でした。英検やTOEICなど資格試験でのスコア(19.3%)や、将来の選択肢を広げること(18.3%)を上回り、英語を「使って人と関わる力」として捉える保護者が多いことがうかがえます。

僕と私と・ネイティブキャンプ調べ
約8割が「会話力向上にはネイティブ講師」と回答
AI英会話とネイティブ講師、どちらが会話力の向上につながるかという質問では、約8割が「ネイティブ講師との会話」と回答しました。AI英会話の普及により、英語に触れるハードルは確実に下がっています。それでも多くの保護者は、「実際の人とのやりとり」が会話力を伸ばす上で欠かせないと感じているようです。

僕と私と・ネイティブキャンプ調べ
「感情やニュアンスが伝わる」リアルな会話への期待
ネイティブ講師を選ぶ理由として最も多かったのは、「感情やニュアンスが伝わる、生きた会話ができる」(54.5%)という声でした。
そのほかにも、
・異文化や価値観を学ばせたい
・言葉が通じたときの喜びを体験させたい
といった回答が続き、英語学習を単なる語学習得ではなく、コミュニケーション体験として捉えている様子が見えてきます。

僕と私と・ネイティブキャンプ調べ
AI英会話への不安は「対人スキルが育ちにくい」点
一方で、AI英会話に対しては不安の声もあります。最も多かったのは、「現実での対人コミュニケーション能力につながりにくい」(36.4%)。また、「言葉や感情の機微を学びにくい」(30.7%)という意見も多く、表情や間、反応を読み取る力については、やはり人との会話に価値を感じている保護者が少なくありません。

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AI英会話は“最初の一歩”として高評価
とはいえ、AI英会話そのものが否定されているわけではありません。
活用したい理由として多かったのは、
・時間や場所を選ばず学べる(38.3%)
・間違えても恥ずかしくない(35.8%)
といった点でした。英語初学者にとって、心理的なハードルが低いことは大きな魅力です。調査結果からは、「まずはAIで慣れる → 次の段階でネイティブとの会話へ」という、段階的な学習スタイルを想定する保護者像も浮かび上がります。

僕と私と・ネイティブキャンプ調べ
英会話スタートは「小学校低学年」が最多
英会話学習を始める理想の時期として最も多かったのは、「小学校低学年(1〜3年生)」(32.3%)。幼稚園・未就学児や小学校高学年も一定数ある一方で、中学生以降になると回答は大きく減少しました。できるだけ早い段階から英語に触れさせたいという意識が、今の主流になりつつあるようです。

僕と私と・ネイティブキャンプ調べ
英語学習は「目的に応じた使い分け」の時代へ
今回の調査から見えてきたのは、AI英会話かネイティブ講師か、という二択ではなく、「どの段階で、何を身につけたいか」によって学び方を選ぶという考え方です。気軽に始められるAI英会話で英語に慣れ、実践的な力を伸ばしたいタイミングでネイティブ講師との会話へ。そんな柔軟な学習スタイルが、これからの英語教育のスタンダードになっていくのかもしれません。
調査概要
調査名:小学生・中学生・高校生の保護者に聞いた!英語学習に関する意識調査
対象条件:小中高生の子どもを持つ保護者
調査期間:2025年11月10~11日
調査方法:インターネットを利用したアンケート
調査有効回答数:400人(小学生の保護者:160人、中学生の保護者:140人、高校生の保護者:100人)
