通信費を抑えたいなら注目。デュアルSIMを活用して、スマホ料金を賢く見直すコツを紹介します。
毎月の固定費の中でも、見直し効果が大きいと言われるのがスマホ代です。なかでも最近注目されているのが「デュアルSIM」を使った節約術。うまく活用すれば、月6,000円以上かかっていたスマホ料金を、3,000円台まで抑えることも可能です。
今回は、初心者でも取り入れやすいデュアルSIMの使い方から、実際の節約イメージ、注意点までを分かりやすく解説します。

まずはここから。シンプルなデュアルSIMの使い方
デュアルSIMで無理なく節約するには、「役割を分ける」ことがポイントです。おすすめは、通話や最低限の通信を担う“メイン回線”と、データ通信を補う“サブ回線”の組み合わせです。
たとえば、今使っている回線はそのまま通話用として維持しつつ、データ容量を抑えたプランに変更。そして、外出先で動画視聴や調べ物などで通信量が増えそうなときだけ、eSIMでデータを追加する方法です。
国内向けのeSIMサービスとしては、SkyeSiMやWorldeSIM、IIJmioのeSIMプランなどがあり、少容量から柔軟に選べるのが特徴です。物理SIMの差し替えが不要で、スマホ上で簡単に切り替えられるため、初めてでも扱いやすい仕組みになっています。
どれくらい安くなる?デュアルSIMの節約効果
デュアルSIMの中でも特に人気なのが、「大手キャリアの通話回線」と「格安eSIMのデータ回線」を組み合わせる方法です。このパターンでは、通話の安定性を維持しながらデータ通信コストを抑えられるため、月6,000〜9,000円だったスマホ代が、2,000〜3,000円台に収まるケースも多く見られます。
さらに節約を重視するなら、povo(0円維持)と、AiraloやSkyeSiM、HolaflyといったプリペイドeSIMを組み合わせる方法も選択肢のひとつです。
また、自宅にWi-Fi環境があるかどうかも重要なポイントです。Wi-Fiがある場合は5〜20GB程度でも十分なことが多く、逆にWi-Fiがない場合は20〜50GBなど、余裕のあるプランを選ぶ必要があります。
通信環境が不安定な地域では、クラウドSIM型のモバイルWi-Fiを併用することで、より安定した通信環境を確保することも可能です。
初心者がつまずきやすいポイントと対策
デュアルSIMでよくある失敗は、「どの回線を何に使っているのか分からなくなること」です。設定画面では回線名が分かりづらく、意図しない回線で通信してしまうケースもあります。
こうしたトラブルを防ぐには、各SIMに分かりやすい名前を付けておくのがおすすめです。「通話用」「データ用」「動画用」など、用途が一目で分かるようにしておくと、管理がぐっと楽になります。
また、データ通信の優先回線がどちらになっているかも必ず確認しておきましょう。eSIMの設定時にはWi-Fi環境が必要になるため、事前に準備しておくとスムーズです。設定後は簡単な通信テストを行うと安心して使い始められます。
スマホ代の節約は、「我慢すること」ではなく「仕組みを変えること」がポイントです。デュアルSIMをうまく活用すれば、使い勝手を維持しながら無理なくコストを抑えることができます。まずはシンプルな組み合わせから試して、自分に合ったスタイルを見つけてみてはいかがでしょうか。
ITジャーナリスト
富塚 大海(とみづか おうみ)
1997年東京都大島町生まれ。
通信系ITベンチャーの株式会社FREEDiVEに新卒入社後、国内向けモバイルWi-Fiレンタル事業の立ち上げを経験。
その後、海外・国内eSIM事業の立ち上げを連続的に担当し、通信インフラ分野における事業開発・商品設計・ユーザー導線設計に従事。
現在は、スマートフォン、Wi-Fi、eSIM、パソコン、アプリ活用などを中心に、生活者目線でのIT活用術や通信費最適化に関する情報発信を行う。
通信業界の実務経験を基盤に、技術的背景とユーザー体験の両面からわかりやすく解説するスタイルを強みとする。
通信課題の分析・改善提案に加え、データ活用やUX設計の観点から、個人・企業双方のIT活用を支援している。




