ショッピングやカフェ巡りなど、常に新しいトレンドで溢れる銀座の街。その中心に位置する「GINZA PLACE」で先日、今の私たち、そして未来の私たちの健康を前向きに変えてくれそうな、興味深いプレス発表会が開催されました。それは、住友生命保険相互会社と株式会社JMDCが共同で制作した「プラス1000歩がもたらす健康増進白書」の発表会です。
今回の発表会のメインテーマは、私たちが毎日の生活の中で何気なく刻んでいる「歩数」です。健康のために「1日1万歩」という目標を耳にすることは多いですが、忙しい毎日を送る中でそれをクリアし続けるのはなかなか大変なことです。
今回発表された白書の内容は、そんな私たちの肩の力を抜いてくれるような、とても優しく、かつ驚きのデータに基づいたものでした。JMDCが保有する日本最大級の医療ビッグデータと、客観的な歩数データを分析して導き出されたキーワードは「+1000歩(約10分)」という小さな変化です。
ここで、白書にまとめられた「分析結果ダイジェスト」を見ていきましょう。
歩数増加群では、BMI、血圧、LDLコレステロール、空腹時血糖などの健診値に改善傾向がみられました。さらに、3大疾病(がん・心筋梗塞・脳卒中)に限った分析では、歩数増加群は歩数非増加群と比べて平均入院回数が43.2%、平均入院医療費が42.6%少ない傾向が確認されました。

今回の調査結果は、「1日プラス1000歩」という日常生活の小さな行動変化が、健康指標や医療費水準と関連する可能性を示すものです。住友生命「Vitality」を通じた健康増進への取組みが、健診値の改善や入院回数・医療費水準の低下に結びつく可能性が示唆されました。
自分自身のスタイルや将来のリスクを気にする女性にとって、約4割もの入院リスクやコストを抑えられる可能性があるというのは、想像以上に大きなリターンだと言えるのではないでしょうか。

この「プラス1000歩」という距離感ですが、時間にするとわずか10分程度、距離にすれば約600〜700メートルほどなのだそうです。銀座の街で例えるなら、銀座4丁目交差点から新橋駅あたりまで歩く距離とほぼ同じです。

ショッピング中に少し足を伸ばして隣のエリアまで歩いてみる、あるいは一駅分だけお散歩してみる。そんな日常の延長線上に、確かな健康効果が待っていると知ると、明日からの景色が少し違って見えてきそうです。
発表会では、この「歩くこと」をどう習慣にしていくかについても、興味深い議論が交わされました。

ランニングアプリを展開する株式会社ラントリップ 代表取締役 大森英一郎氏は、ストイックに追い込む運動ではなく、心身が整う爽快感を大切にする「ウェルビーイング」としての価値を語りました。
習慣を定着させるためには、ワクワクするような「ご褒美」も大切です。「Vitality」では目標を達成するとスターバックスのチケットなどが当たるルーレットに挑戦できるのですが、こうした楽しみが、私たちの背中をそっと押してくれる小さなきっかけになります。

また、目標達成で得たリワードをそのまま寄付に回せる仕組みがあり、その累計金額が10億円に達したという報告もありました。自分自身の健康のために歩くことが、社会を良くすることに直結している。この「エシカルな満足感」は、感度の高い女性たちの新しいモチベーションになりそうです。
約18万人という膨大なデータを分析した結果判明した「+1000歩」の有意性。それは、ライフスタイルを劇的に変えることではなく、今の生活に「10分間の追加歩行」を組み込むことから始まります。
移動の際に意識的に歩く距離を増やす、あるいは目的地を少し遠くに設定してみる。こうした合理的でシンプルな習慣の継続が、将来的な疾病リスクから自分を守り、医療費という経済的な負担をも軽減させるのです。
銀座から発信された最新のデータは、健康管理をもっと身近で、かつ効果的なものへと再定義してくれました。日々の生活に「プラス1000歩」を意識的に取り入れることは、数年後の自分自身の健康状態をより確かなものにするための、最も効率的な投資となるでしょう。

