猛暑が続く2026年の夏、「涼しく過ごせる場所」を新たに探したいと考える人が4人に1人にのぼることが、instabase(インスタベース)の調査で明らかになりました。あわせて昨夏の予約データを分析したところ、気温35℃以上の猛暑日にはワークスペースの予約が平常時より約14.5%増加。暑さが「働く場所」の選び方にも影響を与えていることが分かりました。

猛暑で変わる「働く場所」。4人に1人が新たな“涼しい行きつけ”を探している
今年は気象庁が最高気温40℃以上の「酷暑日」を新設するなど、年々厳しさを増す日本の夏。在宅勤務では冷房代の負担や室温の上昇、出社では通勤時の暑さなど、働く環境にもさまざまな課題があります。
今回の調査では、この夏に新しく始める暑さ対策として最も多かった回答が「涼しく過ごせる行きつけの場所を新しく見つける」(24%)でした。続いて「自宅の一部屋を集中スペースとして整える」(20%)、「レンタルスペース・コワーキングスペースを利用してみる」(15%)という結果に。

また、夏によく過ごす場所としては自宅(84%)に加え、カフェ(41%)、ショッピングモール(23%)、図書館(13%)、レンタルスペース(12%)、コワーキングスペース(10%)と、多様な場所を使い分ける人が増えていることも分かりました。
猛暑日はワークスペース予約が約14.5%アップ。当日予約も多数
利用データからも、暑さとワークスペース利用の関係が見えてきました。
2025年夏の予約データを分析したところ、最高気温35℃以上の猛暑日には、仕事目的でのレンタルスペース予約が平常時より約14.5%増加。一方で、パーティー利用などレジャー目的の予約は大きな変化がありませんでした。
特に人気だったのは、ドロップイン利用ができるコワーキングスペースや1人用個室。いずれも当日予約率が70~95%と高く、「今すぐ涼しく集中できる場所」を求めるニーズの高さがうかがえます。


ハイブリッド勤務者ほど“第三の居場所”を活用。職業別の違いも明らかに
働き方別では、出社と在宅勤務を組み合わせるハイブリッド勤務者が最も多様な場所を活用していました。カフェ利用は50%、コワーキングスペースとレンタルスペースはいずれも18%と、自宅やオフィス以外の選択肢を積極的に取り入れています。

一方で、フルリモート勤務者は自宅利用が94%と高く、出社中心の人もカフェを利用する割合は36%でした。

さらに職業ごとの特徴も興味深い結果となっています。
営業職:外回りの合間に車内で過ごす割合が高い
デスクワーク職:カフェなど有料の作業場所を積極的に利用
経営者・フリーランス:静かな個室環境を重視
学生:映画館やカラオケなど娯楽施設を活用
主婦・主夫:ショッピングモールで過ごす人が多い
また、夏に場所を選ぶ際に最も重視されていたのは「涼しさ」(80%)。さらに「長時間いても気兼ねしない」(57%)が「料金の安さ」(52%)を上回り、快適さや居心地の良さを重視する傾向も明らかになりました。

猛暑が日常となりつつある今、働く場所は「会社か自宅か」の二択ではなくなっています。その日の予定や体調、仕事の内容に合わせて、自分に合った「涼しい行きつけ」を持つことが、これからの新しいワークスタイルとして定着していくのかもしれません。
調査概要
調査名:夏のレンタルスペース利用に関する調査(インスタベース調べ)
調査期間:2026年6月26日~7月3日
調査方法:インターネット調査
調査対象:インスタベース利用者
有効回答数:433名
予約データ分析期間:2025年7月1日~9月30日
分析内容:ワークスペース系299,244件ほかの予約データを気温帯別に分析
公式サイト:https://www.instabase.jp
