映画やドラマでも登場する、使い方いろいろのひとこと
海外の映画やドラマを見ていると、意外とよく耳にする“Fair enough.”。字幕では「なるほど」「確かに」「それならわかる」「まあ、そうだね」など、場面によって違う日本語になっていることがあります。
fairといえば「公平な」という意味がよく知られていますが、ここでは「もっともな」「妥当な」といったニュアンス。Fair enough.で、相手の話を聞いて「それなら納得」「言っていることはわかる」と受け止める感覚になります。

たとえば、友人から食事に誘われて断る場面。

A: “I have an early meeting tomorrow.” 明日は朝早くから会議があるんだ
B: “Fair enough.” そっか、それなら仕方ないね

この場合は、相手の理由を聞いて「それならわかる」と納得するニュアンスです。

一方で、意見が違うときにも Fair enough. は登場します。ポイントは、「あなたに賛成!」と100%同意しているとは限らないこと。

A: “I’d rather watch the movie at home. It’s more relaxing.”
  私は家で観たいな。その方がゆっくりできるし
B: “Fair enough. I still like going to the cinema, though”
  それもわかる。でも私はやっぱり映画館で観る方が好きかな

このように、「自分は違う意見だけど、あなたの言い分もわかる」「それも一理あるね」という感覚でも使われます。

だから、映画やドラマの字幕では毎回同じ日本語になるとは限りません。「なるほど」「確かに」「まあ、そうだね」と訳されていても、英語では同じFair enough.だった、ということもあります。
日本語にひとことで置き換えにくいからこそ、さまざまな会話になじむFair enough.。映画やドラマで耳にしたら、字幕ではどんな日本語になっているのか、ちょっと比べてみるのも面白いかもしれません。
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ビジネスオンライン英会話「Bizmates」が運用する連載です。
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