画像1: スライドドア付き軽自動車のおすすめ12選!燃費や安全性など徹底解説

年々高まる軽自動車人気。普通車を超える販売台数を記録する軽自動車もあり、近年の軽自動車人気には目を見張るものがあります。バリエーション豊かな車種が用意されていますが、数ある軽自動車の中でも特に人気が高いのがスライドドアを採用しているモデルです。

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クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃

スライドドア搭載の軽自動車のおすすめモデルを、その特徴や人気の理由と合わせて解説します。

軽自動車売上ランキング上位はスライドドア搭載車種が独占

初めに、スライドドアの有無に関係なく、どのような軽自動車が人気を集めているのかをご紹介します。以下の表は、乗用の軽自動車の最新の売上順位をまとめたものです。

1位ホンダN BOX17,474
2位ダイハツタント14,998
3位ダイハツムーヴ10,639
4位スズキスペーシア10,290
5位スズキワゴンR7,865
6位スズキハスラー6,861
7位ダイハツミラ5,933
8位スズキアルト5,908
9位日産ルークス5,594
10位ダイハツタフト5,215
11位ホンダN-WGN4,058
12位日産サクラ3,497
13位スズキジムニー3,071
14位日産デイズ2,197
15位三菱eK2,044

上記のランキングは、車種ごとではなくブランドごとにまとめられています。そのため、例を挙げると3位のダイハツ「ムーヴ」には「ムーヴキャンバス」、5位の「ワゴンR」には「ワゴンRスティングレー」や「ワゴンRスマイル」といった派生モデルも含まれます。

その点を考慮すると、上位ランキングに登場するスライドドア搭載車は以下のとおりです。

1位:ホンダ「N BOX」
2位:ダイハツ「タント」
3位:ダイハツ「ムーヴ」(シリーズ内の「ムーヴキャンバス」がスライドドア搭載車)
4位:スズキ「スペーシア」
5位:スズキ「ワゴンR」(シリーズ内の「ワゴンRスマイル」がスライドドア搭載車)
9位:日産「ルークス」
15位:三菱「eK」(シリーズ内の「eKスペース」「eKクロススペース」がスライドドア搭載車)

上位をスライドドア搭載モデル、もしくはスライドドア搭載モデルを含むシリーズが占めています。この結果からは、スライドドアを備えた軽自動車の人気が高いことがうかがえるでしょう。

なお、フルモデルチェンジやマイナーチェンジ直後は注目度が高まり買替え需要も増えるため、販売台数が伸びる傾向があります。不動の人気を誇るN BOXは別ですが、タントは2022年10月にマイナーチェンジ、ムーヴシリーズの一員であるムーヴキャンバスは同7月にフルモデルチェンジを受けていることから、この2車種は2位、3位とかなりの上位に位置していると推察できます。

スライドドア搭載軽自動車の人気車種おすすめ12選

ここからは、先に見てきた人気モデルを中心に、スライドドア付きの軽自動車おすすめ12車種をご紹介します。乗用モデルだけではなく、近年注目を集めている商用車と乗用車を融合させた新しいタイプの商用モデルについてもスポットを当ててみましょう。

1. ホンダ「N BOX」

画像: 1. ホンダ「N BOX」
燃費
(km/L、WLTCモード)
20.2~21.2(2WD)
19.0~19.8(4WD)
全長(mm)3,395
全幅(mm)1,475
全高(mm)1,790(2WD)
1,815(4WD)
最小回転半径(m)4.5~4.7
車両本体価格144万8,700~225万2,800円

ホンダ「N BOX」は、2021年度の軽自動車販売台数1位を記録しました。これにより7年連続の1位獲得と、驚異的な人気を長年誇っていることがうかがえます。なお、2021年度においては軽自動車だけでなく登録車(普通車)を含む新車販売台数においても1位を獲得しており、普通車をもしのぐ人気を確立しています。

・大人4人が乗ってもゆったりとしたスペース
室内長2,240mm、室内高1,400mmの広々とした車内は、大人4人が乗ってもゆったりとしたスペースが確保されており、快適にドライブが楽しめることに加え小さな子供であれば立ったまま楽に着替えができます。後席をすべて倒せば低く広い荷室空間が確保でき、27インチの自転車が積み込めるスペースが出現。子供の送迎などでも活躍してくれます。

・生活シーンに応じて車内空間を自由自在に調整できる
助手席には57cmのスライド機能を備えたスーパースライドシートを採用しているため、生活シーンに応じて車内空間を自由自在に調整することが可能です。後方に寄せると助手席の足元に空間が広がり、後部座席に座る同乗者との距離が近くなって、会話が弾みやすくなります。逆に、助手席を前方に寄せれば、後部座席の足元に余裕ができて、子供をチャイルドシートへ座らせるといった動作もスムーズに行えます。

・前席ドアハンドルを握るだけでドアロックの解錠が可能
N BOXには「Hondaスマートキーシステム」が標準装備です。これはスマートキーを携帯していれば、前席ドアハンドルを握るだけでドアロックの解錠が可能なことに加え、降車時オートドアロック機能も搭載されているので安心です。また、オプションの「ハンズフリースライドドア」を追加すると、車体下のセンサーに足先を差し込むだけでスライドドアが自動で開閉してくれるので、荷物で手がふさがっていたり、子供を抱っこしたりしたままでもスムーズな乗り降りができるのも魅力といえるでしょう。

・高い基本性能
走行性能も高く、イメージどおりに「走る・曲がる・止まる」の動作ができるように設計されています。また「アジャイルハンドリングアシスト」により、ステアリング操作に対し、必要に応じてブレーキを制御することで、車高の高さを感じさせないホンダならではの安定した走りが体感できます

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クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃

寒冷地に住んでいる方や雪道を走る機会が多い方は、4WDタイプを選択すれば、さらなる安心感をもってドライブが楽しめます。

2. スズキ「スペーシア」

画像: 2. スズキ「スペーシア」
燃費
(km/L、WLTCモード)
21.2~22.2(2WD)
20.2(4WD)
全長(mm)3,395
全幅(mm)1,475
全高(mm)1,785
最小回転半径(m)4.4
車両本体価格131万2,300~165万6,600円

スズキ「スペーシア」もN BOXと並んで人気があるスーパーハイトワゴンです。2017年に登場した現行型は乗る方を選ばないオーソドックスなスタイルは維持しつつ、スーツケースをモチーフにした遊び心を感じさせる愛嬌のあるデザインを内外装に採用しています。

・高いレベルの低燃費を実現
現行型のスペーシアは全車にマイルドハイブリッドシステムを搭載し、優れた燃費性能を持つのが特徴で、WLTCモードカタログ燃費は22.2km/Lというクラストップ(2021年11月時点、スズキ調べ)の低燃費を実現しています。軽自動車の中ではボディサイズが大きなスーパーハイトワゴンであっても、燃料費を気にすることなく毎日使用できるのはうれしいポイントでしょう。

・スズキコネクトも使用可能
スペーシアは2021年12月の一部改良時に、コネクテッドサービス「スズキコネクト」に対応しました。9インチディスプレイを搭載し、スマートフォンと連携して利便性を高める「スマートフォン連携メモリーナビゲーション」とのパッケージオプションを追加すると、事故などの緊急時や車のトラブル発生時などのサポートが受けられるオペレーターサービスやアプリを利用したリモート操作など、さまざまなコネクテッドサービスを使用することができます。

・ゆったりとリラックスできる室内空間
室内長2,155mm、室内高1,410mmのスーパーハイトワゴンならではのゆとりのある室内空間と、ピラーを立てたボックス型の設計によってどの席に座っても肩回りや頭上に余裕があり、リラックスしてドライブが楽しめます。

・自転車が積み込みやすい
荷室は低床設計なので、大きな荷物や重さのある荷物も積み降ろししやすいのはもちろん、開口部に自転車の積み降ろしをサポートするガイドがあるため、大人サイズの自転車も無理なく楽に積み込めます。また後席は軽い力で折りたためるシートを採用しているため、誰でも簡単に素早くシートアレンジができます。

・予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」が標準装備
スズキ「スペーシア」は、スズキの予防安全技術「スズキセーフティサポート」が標準装備されているため、高い安全性能を誇ります。また、ピラーやドアミラー位置、ピラー断面とピラートリム形状の最適化で、見渡しやすい視界の広さを実現しており、安全で快適なドライブをサポートします。

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クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃

リアシートは、スライドドア側と荷室側どちらからでもワンタッチで折りたためる設計になっていて、ほぼフラットなスペースを作れるのが魅力です。

3. ダイハツ「タント」

画像: 3. ダイハツ「タント」
燃費
(km/L、WLTCモード)
21.2~22.7(2WD)
19.6~21.4(4WD)
全長(mm)3,395
全幅(mm)1,475
全高(mm)1,755(2WD)
1,775(4WD)
最小回転半径(m)4.4~4.7
車両本体価格138万6,000~199万1,000円

スーパーハイトワゴンは軽自動車の中でも特に高い人気を誇り、売上の上位常連です。スーパーハイトワゴンの3大モデルといわれるN BOX、スペーシア、そしてダイハツ「タント」ですが、タントにはほかのスーパーハイトワゴンにはない特徴があります。

それは、助手席側センターピラーレスの「ミラクルオープンドア」。助手席側のセンターピラーを前後ドアに内蔵することによって、別次元の大開口を実現しました。

・ミラクルオープンドアが実現する乗降性の高さ
親子で手をつないだまま、また雨の日に傘をさしたまま乗り降りできたりするのはミラクルオープンドアを採用するタントだから可能。大きな荷物を積み込む際もバックドアに回り込むことなくミラクルオープンドアから積み込めるので便利です。

・運転席、助手席ともにロングスライドできる
タントは全車に助手席のロングスライド機構を搭載しており、最大で380mmスライドできます。また、最大540mmスライドできるオプションの運転席ロングスライドシートを追加すると運転席に座ったまま後席にアクセスできるので、荷物を取ったり後席の子供のケアをしたりすることが可能になり、かなり利便性が向上します。

・さまざまな便利機能を搭載したパワースライドドア
パワースライドドアは「ウェルカムオープン機能」を搭載しており、降車時に予約をしておけば車に近づくだけでスライドドアが自動で解錠します。また、パワースライドドアの予約ロック機能「タッチ&ゴーロック機能」もあり、スライドドアが閉まりきるのを待つことなくタントのそばを離れることができるので、早く移動したい小さな子供がいるファミリーには特におすすめです。

・快適装備も充実
寒い時期にうれしい運転席・助手席のシートヒーターや、日差しをさえぎる以外にもプライバシーの保護にも役立ってくれる「格納式リアドアサンシェード」、すべての席を紫外線や赤外線から守ってくれる「360°スーパーUV&IRカットガラス」などを採用し、快適装備も充実しています。

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クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃

センターピラーレスの「ミラクルオープンドア」が実現する乗降性の高さはほかの軽スーパーハイトワゴンにはない魅力。子育てファミリーに特におすすめの1台です。

4. ダイハツ「ムーヴキャンバス」

画像: 4. ダイハツ「ムーヴキャンバス」
燃費
(km/L、WLTCモード)
22.4~22.9 (2WD)
20.9~21.6(4WD)
全長(mm)3,395
全幅(mm)1,475
全高(mm)1,655(2WD)
1,675(4WD)
最小回転半径(m)4.4
車両本体価格149万6,000~191万9,500円

かわいい軽自動車といえば必ず名前が挙がるのが、ダイハツ「ムーヴキャンバス」です。ムーヴキャンバスはここまでご紹介した3車種よりも少し全高が低いハイトワゴン。ダイハツのハイトワゴン「ムーヴ」の一員ではありますが、ベースとなるムーヴとは大きく個性が異なり、ムーヴシリーズで初めてスライドドアを搭載したモデルです。

2016年に登場した初代モデルは自分らしいライフスタイルを楽しむ若い世代の女性をターゲットに開発されたモデルでした。しかし、2022年7月のフルモデルチェンジを受けて2代目に切り替わった現行型ではより幅広い層にターゲットを広げ、初代のかわいらしさを受け継いだ「ストライプス」と、落ち着いた大人の雰囲気を表現した「セオリー」の2タイプが用意されました。

・パワースライドドアが全車標準装備
エントリーグレードを含むすべてのグレードに両側パワースライドドアが標準装備なのは、特筆すべきポイントといえるでしょう。またキーを携帯していればドアの解錠・施錠やエンジンスタートがキー操作なしで行える「キーフリーシステム」も標準装備しているため、スライドドアのワンタッチオープン機能や予約ロック機能も全車で利用できます。

・保温機能のあるカップホルダーを採用
現行型の目玉装備のひとつである「ホッとカップホルダー」は、保温機能がありホットドリンクをちょうどよい温度に長時間キープしてくれる優れもの。運転席・助手席のシートシータ―と合わせて、寒い時期のドライブをより快適にしてくれます。

・運転のしやすさも魅力
ムーヴキャンバスの最小回転半径は4.4mであり、小回り性能が高いので狭い道での運転や縦列駐車も楽に行えます。また、現行型では指先で簡単に操作できる「電動パーキングブレーキ」や、ブレーキペダルから足を離してもブレーキを保持してくれる「オートブレーキホールド機能」といった運転を楽にしてくれる機能もあります。

画像5: クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃

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かわいらしさを残した「ストライプス」と、大人の落ち着きと上質感を持つ「セオリー」は、エクステリアだけではなくインテリアの個性も変えています。機能性に差はないので、好みに応じて選択できるのが魅力です。

5. 日産「ルークス」

画像: 5. 日産「ルークス」
燃費
(km/L、WLTCモード)
19.2~20.9(2WD)
17.5~19.0(4WD)
全長(mm)3,395
全幅(mm)1,475
全高(mm)1,780(2WD)
1,800(4WD)
最小回転半径(m)4.5~4.8
車両本体価格146万3,000~216万3,700円

2020年3月に販売が開始された日産「ルークス」は、日産自慢の運転支援技術「プロパイロット」など、普通車顔負けの充実した先進安全技術を採用していることが最大の特徴です。また、内外装にもこだわり、堂々とした存在感を演出するエクステリア、居心地の良さを感じさせる上質なインテリアによって軽自動車であることを忘れさせる質の高さを持つモデルです。

・大人4人でもゆったりとくつろげる広さ
室内長は2,200mm、後席の室内高は1,390mmの広々とした室内は、大人4人でもゆったりとくつろげる広さが魅力です。後部座席の足元スペースが広いため、体が大きい大人が座っても快適なドライブが楽しめます。チャイルドシートに子供を座らせやすいといったメリットもあるでしょう。

・リアシートは最大320mmのロングスライドが可能
リアシートは、最大320mmのロングスライドが可能なため、最後部にスライドすると後部座席により広いスペースを確保できます。逆に最前部にスライドすると、ラゲッジスペースの床面長が675mmとなり、多くの荷物が乗せられます。さらに後部座席を倒せば、27インチの自転車も積載可能です。乗る人や荷物に合わせてフレキシブルに対応できるのがメリットといえます。

・650mmの大開口のスライドドア
ルークスは、650mmの大開口のスライドドアも魅力のひとつです。開口部が広く、子供を抱っこしたままチャイルドシートに座らせることも可能なので、子育て世代のファミリーからも人気を集めています。

・先進安全技術の充実度は特筆もの
先述した「プロパイロット」は、高速道路などでステアリングとペダルの操作をシステムが支援する運転支援技術で、ルークスではミリ波レーダーを採用し、よりスムーズな制御を可能としています。さらに、ドライバーが目視できない2台前を走行する車両の動向をシステムが監視し、減速する必要があればドライバーに知らせる「インテリジェント FCW(前方衝突予測警報)」などの高度な先進安全技術を多数採用しています。

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クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃

軽自動車の域を超える先進安全技術の充実度と内外装の質の高さは特筆すべきものがあります。軽自動車であってもすべてにおいて上質であることを求める方にはぴったりでしょう。

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