現代社会において、同じ職場に勤め続ける終身雇用制度は減少し、個人のキャリア形成は多様化の一途を辿っています。これに伴い、市場価値を維持・向上させるためのリスキリングや継続的な学びの重要性が高まっています。
こうした社会背景を受け、個人の「キャリア」と「学び」に対する意識や実態を独自に調査・分析する専門機関「キャリアとまなび研究所」がこのたび立ち上げられました。今後、定期的な調査とレポート配信を通じて、変化の激しい現代における「学び」の実態把握と情報発信を継続的に行っていくとのことです。
継続的な「学び」が不可欠な時代にデータ不足が課題
働き方の多様化やビジネス環境の急激な変化に伴い、個人の市場価値を維持・向上させるためには、継続的なリスキリングや学びが不可欠となっています。しかし、「キャリア」と「学び」というテーマについては昨今変化が著しいにも関わらず、その実態に関する定量的なデータが不足しているのが現状です。
「キャリアとまなび研究所」では、「キャリア」と「学び」を主要テーマとして、学習意識やスキルアップの課題、および市場のニーズに関する定量的な調査を継続的に行い、情報発信を行います。これにより、変化の激しい実態を把握し、個人の将来の選択肢を広げるサポート強化を目指します。
第1回調査で判明した「必要性」と「行動」の大きなギャップ
第1回調査(調査期間:2025年10月31日~11月4日、有効回答:987件)の結果、個人の「学び」に対する意識と実際の行動・投資の間に、大きなギャップがあることが明らかになりました。
第1回調査結果詳細
調査期間:2025年10月31日(金)~11月4日(火)
調査方法:インターネット調査
有効回答:987件(設問によって変動)
調査対象:国内在住の男女10~69歳
1 転職やキャリアアップのための「学び直し」「資格取得」の必要性
約65%(「非常に必要だと感じる」15.4%、「ある程度必要だと感じる」49.2%)が、転職やキャリアアップのために「学び直し」や「資格取得」が必要だと感じています。

2 学びへの興味分野
約80%が興味を持っている学びの分野があると回答しました。興味のある分野は資格試験(約28%)、語学(約23%)などが多い結果となりました。

キャリアアップにつながると思う資格は、経営・会計や法律・不動産など多岐にわたっています。

約50%が資格を取得することを「セーフティネット」のように感じていることも明らかになりました。

3 自己投資としての学びへの年間費用と時間
年間費用:「10万円未満」と回答した人が全体の約76%を占める結果になりました(5万円未満:49.7%、5万円以上10万円未満:26.4%)。
時間:「時間を使っていない」が37.9%、「10時間未満」が23.1%となり、約60%が直近1年間で10時間未満しか自己投資としての学びに時間を使っていないことが判明しました。


この結果から、多くの人が学びの必要性を感じているにも関わらず、実際に自己投資として費用や時間をかけている人はまだ少ないという実態が浮き彫りになりました。
「人の可能性を広げる」ためのサービスをさらに拡充へ
本研究所の立ち上げ主体は、会計ファイナンス人材の生涯支援を行うCPAエクセレントパートナーズ。同社は「人の可能性を広げ、人生を豊かにする応援をする」というミッションを掲げ、学習・キャリア・交流による総合的な支援を展開しています。
具体的には、公認会計士試験で高い合格実績を誇る資格スクール「CPA会計学院」(https://cpa-net.jp/)をはじめ、簿記や会計ファイナンスを完全無料で学べるeラーニング「CPAラーニング」(https://www.cpa-learning.com/)、会計ファイナンス人材の転職をサポートする「CPASSキャリア」(https://cpa-career.jp/)や生涯支援プラットフォーム「CPASS」(https://cpass-net.jp/)などを運営しています。
今回の調査で得られた知見は、今後、同社のサービスをさらに拡充し、会計ファイナンス人材の将来の選択肢を広げるサポート強化に活かされていくとのことです。
公認会計士資格スクール
CPA会計学院:https://cpa-net.jp/
完全無料eラーニング
CPAラーニング:https://www.cpa-learning.com/
転職エージェント
CPASSキャリア:https://cpa-career.jp/
生涯支援プラットフォーム
CPASS:https://cpass-net.jp/
