衣替えシーズンを前に、クリーニング店の役割が大きく変わりつつあります。「洗って返す場所」から「預けて取り出す場所」へ——そんな新しい使い方を提案する衣類保管サービス「どこでもクローゼット(通称:どこクロ)」が、東京・神奈川・千葉・栃木の144店舗で展開をスタートしました。このサービスは、いつものクリーニング店に衣類を持ち込むだけで利用できるのが特徴です。段ボールの準備や集荷待ちといった手間は不要で、1着から気軽に預け入れが可能。預けた衣類は、温度・湿度が管理された専用施設で保管され、スマートフォンから写真付きで一覧管理できます。

■「どこでもクローゼット」とは?
https://dokoclo.com/
スマホで完結する“衣類管理”が新しい
「どこクロ」の大きな魅力は、デジタルとリアルを組み合わせた手軽さです。預けた衣類はWebアプリ上で写真付きで確認でき、「何を預けたか分からない」といった不安を解消。取り出しもスマートフォンから簡単に依頼でき、必要なアイテムだけを1着単位で取り出せます。受け取り方法は、店舗受け取り(無料)または自宅配送から選択可能。ライフスタイルに合わせて柔軟に使える点も支持を集めそうです。
都市部の収納不足に対応、“第2のクローゼット”という発想
背景には、都市部で深刻化する収納スペース不足があります。衣類のカジュアル化やイージーケア素材の普及によりクリーニング需要が変化する一方で、衣替えや保管にかかる手間は依然として大きな負担です。そこで注目されたのが、生活動線上にあるクリーニング店舗。日常的に利用する場所を“収納の拠点”として活用することで、「身近にもうひとつのクローゼットを持つ」という新しい体験が実現しました。
料金・サービス内容まとめ
・保管料:1着あたり月額190円(税込)
・取り出し(店頭):無料
・取り出し(宅配):880円〜1,320円/箱(税込)
・保管期間:期限なし
・対応アイテム:衣類全般、布団など
クリーニングの有無に関わらず利用できる点も特徴で、保管中にクリーニングを依頼することも可能です。

店舗ネットワークは今後さらに拡大へ
本サービスは、これまでの実証実験を経て、クリーニングチェーンとの連携により本格展開に至りました。現在は都市部のマンション密集エリアを中心に配置されており、徒歩圏内で利用できる利便性の高さもポイントです。今後は、提携店舗や対応エリアのさらなる拡大が予定されており、より多くの生活圏で“第2のクローゼット”が利用できるようになる見込みです。
衣替えや収納の悩みを抱える人にとって、「どこでもクローゼット」は日常を少しラクにする新しい選択肢といえそうです。限られたスペースを有効活用しながら、必要なときに必要な服だけ取り出す——そんなスマートな暮らし方が、これからのスタンダードになっていくかもしれません。
