管理職を続けたい女性IT人材は7割超。育休復帰時の不安や柔軟な働き方へのニーズも明らかに

近年、リモートワークの定着や多様な働き方への関心が高まる中、女性IT人材のキャリア形成にも変化が見られています。今回公表された「レバテックIT人材白書2026」では、女性IT人材の管理職志向や育休復帰時の課題、出社回帰に対する意識などが明らかになりました。特に出産経験のある女性IT人材の約3人に1人が、出社回帰を理由に転職を検討すると回答しており、柔軟な働き方へのニーズの高さがうかがえます。

画像1: 女性IT人材のキャリア志向調査、出産経験者の3人に1人が「出社回帰なら転職」を検討

女性IT人材の4人に1人が管理職志向

調査によると、女性IT人材のうち今後「管理職になりたい」と回答した割合は25%超となり、4人に1人がマネジメント職への意欲を持っていることが分かりました。

また、すでに管理職として働く女性IT人材のうち7割以上が「今後も管理職を続けたい」と回答。管理職を継続したい理由として最も多かったのは「給与・報酬を現状より上げたいから」(36.9%)でした。

さらに、「組織への影響力を拡大したいから」(24.6%)や「組織や部門の意思決定の権限を持てるから」(20.0%)といった回答も上位に入り、キャリアアップや組織運営への関与を重視する傾向が見られました。

画像2: 女性IT人材のキャリア志向調査、出産経験者の3人に1人が「出社回帰なら転職」を検討
画像3: 女性IT人材のキャリア志向調査、出産経験者の3人に1人が「出社回帰なら転職」を検討
画像: 女性IT人材の4人に1人が管理職志向

育休取得率は82.3%、復職時は技術ブランクが課題に

出産経験のある女性IT人材の育休取得率は82.3%でした。一方で、復職時には81.6%が「不安があった」と回答しており、多くの人が仕事復帰に対して心理的なハードルを感じていることが明らかになっています。

画像1: 育休取得率は82.3%、復職時は技術ブランクが課題に

不安要因として最も多かったのは「技術や知識のブランク」(23.6%)で、IT業界特有の技術進化の速さが背景にあると考えられます。

そのほか、「復職後のポジション」(19.9%)や「働き方の変化への対応」(16.9%)なども挙げられており、キャリア継続のためにはスキルアップ支援や復職サポート体制の整備が重要になりそうです。

画像2: 育休取得率は82.3%、復職時は技術ブランクが課題に

出産経験者の3人に1人が出社回帰で転職を検討

近年、一部企業では出社を重視する動きも見られますが、今回の調査では働く場所の自由度がキャリア選択に大きく影響することが示されました。

出社回帰となった場合に「転職を検討する」と回答した割合は全体で26.3%でしたが、出産経験のある女性IT人材では30.5%に上昇。さらに、出産経験があり現在管理職に就いている女性IT人材では40.3%に達しました

画像1: 出産経験者の3人に1人が出社回帰で転職を検討

育児や家庭との両立を図りながらキャリアを築く女性にとって、柔軟な働き方は重要な条件となっています。特に責任あるポジションを担う管理職層ほど、自身で働く場所を選択できる環境を重視していることがうかがえます。

画像2: 出産経験者の3人に1人が出社回帰で転職を検討

今回の調査結果からは、女性IT人材が管理職として活躍する意欲を持つ一方で、育休後のキャリア継続や働き方の柔軟性に課題を抱えている実態が見えてきました。企業にとっては、リモートワークを含めた多様な働き方の整備や復職支援の充実が、人材確保や定着の鍵となりそうです。

「レバテックIT人材白書2026」
https://levtech.jp/files/doc/levtech_research_2026.pdf

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