食や文化、伝統工芸など奥出雲の知られざるディープな魅力をご紹介

画像1: ~後編~自然の恵みと神々の息吹を感じる歴史深い島根県奥出雲 匠の技をめぐる旅

2日目も中盤に差し掛かった島根 奥出雲の旅。引き続き匠の技やここ奥出雲でしか食べられない名物や魅力あふれるスポットなどをご紹介していきます。

伝統の技を保持し続ける唯一無二の鍛冶屋「雲州幸光刃物」

世界的に有名な安来鋼を使い、代々受け継がれてきた鍛錬技法で手打ち包丁を仕上げる鍛冶屋「雲州幸光刃物」。今回工房にお伺いし、実際に包丁ができるまでを見学させていただきました。

画像1: 伝統の技を保持し続ける唯一無二の鍛冶屋「雲州幸光刃物」

火床の温度を調整しながら何度も熱しては叩き作り上げるという忍耐と愛情を感じる匠の技です。

画像2: 伝統の技を保持し続ける唯一無二の鍛冶屋「雲州幸光刃物」

実際に出来上がった包丁は、刃こぼれしづらく切れ味抜群ということで唯一無二の逸品。島根ふるさと伝統工芸品の指定も受けているそうですよ。

雲州幸光刃物
 〒699-1802 島根県仁多郡奥出雲町大呂1004-3
 TEL.FAX 0854-52-1260
https://r.goope.jp/yukimitsu

https://r.goope.jp/yukimitsu

とろけるような「噂の生どら」一度は食べてみて!

島根で生どらといえばココ!というくらい有名な松葉屋にお邪魔しました。

画像: とろけるような「噂の生どら」一度は食べてみて!

人気の「噂の生どら」は、定番の小倉、抹茶、珈琲等のほか、期間限定のフレーバーも♡

画像3: ~後編~自然の恵みと神々の息吹を感じる歴史深い島根県奥出雲 匠の技をめぐる旅
画像4: ~後編~自然の恵みと神々の息吹を感じる歴史深い島根県奥出雲 匠の技をめぐる旅

松葉屋
〒699-1822 島根県仁多郡 奥出雲町下横田128-25
TEL : 0854-52-2131
営業時間 :9:00~18:30(冬期:9:00~18:00)
https://www.namadora.jp/

奥出雲の自然に囲まれた「亀嵩温泉 玉峰山荘」は癒しの温泉と季節を感じられる食事が魅力

2日目のお宿は奥出雲の豊かな自然に抱かれた玉峰山荘へ。エントランスも広く開放的でゆったりとした空間です。

画像1: 奥出雲の自然に囲まれた「亀嵩温泉 玉峰山荘」は癒しの温泉と季節を感じられる食事が魅力

このお宿の魅力のひとつはph8.9でクレンジング作用もあると言われている女子には嬉しい美肌美人の湯♡玉峰山の山懐から湧くやわらかな湯です。四季を感じられる開放的な露天風呂にゆっくりとつかると日頃の疲れも飛んでいってしまいますね。

画像2: 奥出雲の自然に囲まれた「亀嵩温泉 玉峰山荘」は癒しの温泉と季節を感じられる食事が魅力

お部屋もゆったりと落ち着ける空間で、外の景色を見ながらのんびりと過ごすことができました。

画像3: 奥出雲の自然に囲まれた「亀嵩温泉 玉峰山荘」は癒しの温泉と季節を感じられる食事が魅力

美肌の湯で身体と心を解きほぐした後は、お楽しみの夕食♪
旬の食材をたっぷりと使用した会席は見た目にも彩り鮮やかで気持ちもあがります。お野菜から海の幸、出雲蕎麦、しまね和牛、仁多米まで・・・出雲グルメを心ゆくまで堪能しました。

若き出雲杜氏が手掛ける「奥出雲酒造」 名酒が生まれる過程を見学

3日目のスタートは、2004年に奥出雲町が町内にあった酒造会社を買いとりはじまった新進気鋭の「奥出雲酒造」。

画像1: 若き出雲杜氏が手掛ける「奥出雲酒造」 名酒が生まれる過程を見学

現在は世界的にも評価される名酒を生みだす酒蔵として、若き杜氏のもと進化し続けています。
今回は仕込みの様子などを特別に間近で見学させていただきました。

画像: かなり重さもあるため体力勝負

かなり重さもあるため体力勝負

画像: お米に充分水分を含ませたら、お米を蒸していきます

お米に充分水分を含ませたら、お米を蒸していきます

画像: 麹が作られる麹室(こうじむろ)へ移動

麹が作られる麹室(こうじむろ)へ移動

画像: 蒸したお米に麹菌をふりかけ、麹の温度に気を付けながら丁寧に作業します

蒸したお米に麹菌をふりかけ、麹の温度に気を付けながら丁寧に作業します

ひとつのお酒が誕生するまでにこんなにも繊細な工程が必要なのかと驚くばかり。少しのずれでも味が変わってしまうということで、ひとつひとつ丁寧に仕上げています。蔵人さんたちの作業風景はダイナミックかつ繊細で思わず見とれてしまいました。

こちらの酒造の敷地内には、道の駅が併設されており奥出雲酒造でつくられたお酒を試飲するスペースも。

画像2: 若き出雲杜氏が手掛ける「奥出雲酒造」 名酒が生まれる過程を見学

どれも個性的で味わい深く、なかでも究極の"食中酒"を目指してつくられたという”奥出雲の一滴 Onedrop”は軽妙な飲み口で3種それぞれお肉やお魚にぴったりの味わい。試飲した直後には思わず何本か購入していました(笑)

画像3: 若き出雲杜氏が手掛ける「奥出雲酒造」 名酒が生まれる過程を見学

オンラインでも購入できるようですので、酒好き女子は是非試してみてくださいね!

奥出雲酒造
〒699-1701島根県仁多郡奥出雲町亀嵩1380番地1
TEL:0854-57-0888
営業時間:9:00~17:30
定休日  1月1日
https://okuizumosyuzou.com/

製鉄の神として名高い「金屋子神社」

画像1: 製鉄の神として名高い「金屋子神社」

続いて向かうのは、1200社を数える「金屋子神社」の総本山。製鉄の神として、たたら職人をはじめ製鉄関係者の信仰を集めており、今でも多くの製鉄関係者が参詣しているといいます。

画像2: 製鉄の神として名高い「金屋子神社」

祭神は金山彦命・金山姫命。
日照りで困っていた播磨の国に、慈雨をもたらし多くの人を飢餓から救った金屋子神。「これからは西の方へ行き、人々に鉄の製法を教えなければなりません。」と白鷺に乗って飛び去り、この地の桂の木に降り立ち、他の神様たちを導引し人々に鉄作りの技術を教えたとされています。
境内は厳かな佇まいで厳格な空気。

画像3: 製鉄の神として名高い「金屋子神社」

高さ9mほどもあるという御影石造りの鳥居にも深い歴史を感じます。

金屋子神社
〒692-0731 安来市広瀬町西比田307-1
TEL: 0852-22-2850(金屋子神社 宮司)

高いデザイン性とクオリティの鍛造工芸品を生みだす工房「鍛冶工房 弘光」

部屋に置いておくだけでアート空間が完成しそうな手燭や燭台、そして一点一点打ち鍛えたフライパンなど、鉄のぬくもりを感じる鍛冶工芸品。「鍛冶工房 弘光」は暮らしとデザイン性が共存する逸品を生みだし続けるセンスの光る工房です。

画像1: 高いデザイン性とクオリティの鍛造工芸品を生みだす工房「鍛冶工房 弘光」

美しい花器や行灯にうっとり♡

画像2: 高いデザイン性とクオリティの鍛造工芸品を生みだす工房「鍛冶工房 弘光」

実際にこの工芸品が造られている鍛冶工房も見学してきました。

画像3: 高いデザイン性とクオリティの鍛造工芸品を生みだす工房「鍛冶工房 弘光」

鍛冶場は少し低めの腰ほどの位置に設計されています。「ふいご」で空気を送って火を起こし、熱くなった鉄を丁寧に叩いて微調整をしながら成形していきます。まさに熟練の技。

画像4: 高いデザイン性とクオリティの鍛造工芸品を生みだす工房「鍛冶工房 弘光」

花や星の模様が打ち付けてある燭台も可愛い!灯をともすと模様が柔らかく映し出されます。

画像5: 高いデザイン性とクオリティの鍛造工芸品を生みだす工房「鍛冶工房 弘光」

工房には様々な道具が置かれており、趣深い。まさに職人の聖地といった感じ。
オンラインにて工芸品の一部を購入することもできますよ。

鍛冶工房弘光
〒692-0623 島根県安来市広瀬町布部1168−8
TEL:0854-36-0026
https://kaji-hiromitsu.com/

地元の食材を使ったヘルシーランチ「竹葉」

画像: 地元の食材を使ったヘルシーランチ「竹葉」

3日目は足立美術館横の源泉100%かけ流しの温泉旅館「竹葉」でランチをいただきます。
旬のお魚や汁物など、バランスのとれた健康的な食事『薬膳定食』(要予約)
こちらの旅館の女将さんはマクロビオティックス・コンシェルジュだそうで、『マクロビオティック食』やベジタリアンやヴィーガン、ハラール食も対応可能。
足立美術館から徒歩30秒という好立地です。

竹葉
島根県安来市古川町438
0854-28-6231
営業時間
11:30〜14:00(お食事営業)
15:30〜17:00(喫茶のみ営業)
https://www.chikuyou.jp/

庭園日本一!世界中から人々が訪れる「足立美術館」

画像1: 庭園日本一!世界中から人々が訪れる「足立美術館」

最後に向かったのは、島根といえば出雲大社と肩を並べるほど有名な「足立美術館」。アメリカの日本庭園専門誌によるランキングで足立美術館の日本庭園がなんと21年連続日本一に選出されていることからも、国内外での注目の高さが伺えます。

画像2: 庭園日本一!世界中から人々が訪れる「足立美術館」

足立美術館は、実業家で日本画のコレクターだった足立全康(あだちぜんこう)が創設した、日本画や陶芸を中心とする美術館です。巨匠・横山大観のコレクションに関しては、日本有数の規模を誇ります。別名「大観美術館」とも呼ばれているのだとか。
数多くの日本画と、目を奪われるほどに優美な庭園のコントラストが足立美術館の魅力。どこを見回しても絵になるとっておきの観光スポットです。

画像3: 庭園日本一!世界中から人々が訪れる「足立美術館」

歩き回って疲れたら、館内の喫茶室で少し休憩。美しい庭を眺めながらお茶をいただく贅沢な時間は何ものにも代え難いひとときです。

四季折々に変化する庭園は、いつ訪れても違う表情を見せてくれます。何度でも訪れたくなる、そんな気持ちにさせてくれる場所でした。

足立美術館
〒692-0064 島根県安来市古川町320
TEL:0854-28-7111
営業時間
9:00〜17:00(10月~3月)
9:00〜17:30(4月~9月)
定休日 年中無休(新館のみ展示替えのため休館日あり)
https://www.adachi-museum.or.jp/

私たちに大切なことを思い出させてくれる、神が宿る地「島根 奥出雲」

いかがでしたでしょうか。
神が宿る地奥出雲は、気軽に遊びに行けるような観光地ではないけれど、一生に一回は是非訪れて欲しい女性にもおすすめの魅力あふれる場所でした。

大量の「なにか」を消費していく時代は終焉を告げた今、太古の人々の丁寧な営みが今に息づく地「奥出雲」は、今を生きる私たちに何かを教えてくれる、そんな場所なのかもしれません。

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