
大阪天満橋のイタリア料理店「Nishideria」。食農SDGsの観点より地元大阪産食材を活かした「なにわイタリアン」で人気の実力あるレストラン。
大阪もん野菜と同じく力を注いでいる食材が「能登牛」。大阪から能登の復興に食で貢献していきたい、能登牛の魅力を広げていきたいという思いをもつ西出シェフが腕を振るう、石川県北陸農政局長賞10年連続グランドチャンピオンを受賞した能登牧場の能登牛を堪能した一日限りの特別ディナーを紹介します。
Nishideria (ニシデリア)
コンセプトは「なにわイタリアン」

大阪の天満橋駅近く、ビジネス街なので夜は静かなエリアに佇むレストラン『Nishideria』。高級ホテルの星付きレストランなどで腕を磨いたオーナシェフ西出氏による大阪の地のものを活かした「なにわイタリアン」は、大阪近海で獲れる新鮮な魚介類、なにわ伝統野菜、こだわった肉類などをイタリア料理の伝統的なレシピに、大阪らしい工夫を加えた料理です。

2025年には石川県の馳浩知事を10年連続チャンピオン牛を輩出している生産者・平林氏と表敬訪問。
大阪で能登牛を使い続けてきたこと、義援金の取り組み、大阪から、能登の復興に食で貢献していきたいという想い、これからも能登牛の魅力を広げていきたいという話を伝えたそうです。

今回の能登牛スペシャルディナーでは、石川県北陸農政局長賞10年連続グランドチャンピオンを受賞した能登牧場平林氏も乾杯のご挨拶。

能登牧場 Nishideria コラボレーションディナー
天王寺蕪 大阪レモン

すり流しのような蕪の甘みを感じるスープが暖まります。
乾杯はFranciacorta Cuvree Prestige Edizione 47 NV。今回、ワインや日本酒などのドリンクペアリング付きで 25,000円とのことで驚くほどお値打ちでした。
泉南 鰆 難波葱 フルーツトマト 唐辛子

低温調理で半レアに火を通した泉南の鰆。ロマネスコなど添えられた大阪野菜に難波葱やフルーツトマトが良いソースになって絡みます。
合わせたのは石川県の酒「天狗舞 冬吟 純米吟醸 生酒」。
能登牛 ヒウチ カーヴォロネロ チーマデアィラパ カリフローレ

ほんのりロゼに火が通った能登牛。最高に柔らかく美味で脂があっさりしています。
カリフローレ以外は初めて知る野菜ばかり。カーヴォロネロは黒キャベツ。チーマデアィラパはイタリア料理には欠かせない、ほろ苦さと独特の風味が魅力の野菜です。
La Regina Langhe Nascetta 2022 Briaida は柑橘とともにフラワリーな香りと、麦のような香ばしさが魚だけでなく肉にあう。
〔青の洞窟]~海のジェラティーナ~
![画像: 〔青の洞窟]~海のジェラティーナ~](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781160/rc/2026/01/30/9c4d5f7c537a72215b25ae5067fd0cfe760d42b1.jpg)
『Nishideria』のスペシャリテ登場!
青はバタフライピーティーの原料である蝶豆(ちょうまめ)の天然の植物の色。その下の大阪東住吉のケールのソースにより、さらに神秘的な色に変化します。
中には南大阪で取れた真鯛や帆立、サザエなどそれぞれ食感の違う魚介類がたくさん入っていて海の中にいるみたい。
力強く繊細なCostamolino Cermentino di Sardegna 2023 Argiolasと合わせて。
能登牛 サーロイン 谷川養鶏場 美人たまご

能登牛の脂ののったサーロインは和を感じる甘辛い味わい。
東住吉の菊葉、大阪産クレソンとともに谷川養鶏場 美人たまごと、チーズに絡めていただきます。これはまるで「すきやきカルボナーラ」!
濃厚でなめらかな赤ワイン、Instant Becot 2018とぴったりです。
下壮漁港直送 真鯛 大阪 フェンネル 鬼柚子

泉南直送の平目は表面はぱりっと、中はレアにやわらかい。フェンネルは日本では「ういきょう」葉の部分はハーブとしていただきます。鬼柚子がアクセント。
Lis Bianco Friuli Isonzo 2019 Lis Neris は芳醇な香りで白ワインですが飲みごたえがある。
能登牛イチボ 西成椎茸 発酵

大きな能登牛をロースト、メインとして登場です。大きな塊をカットして、中は絶妙なレア加減が美しい!こんなにも柔らかく味わいが深いなんて。
関西の人以外にはわかりにくいかもしれませんが、便利な大阪市内である西成は野菜作りをしているイメージがない土地。ですがこんな名物があるんですね。椎茸大好きなのでまた食べたい。
Roero Rosso 2022 Matteo Correggia 芳醇で柔らかい赤ワインと。
能登牛 ボロネーゼ タリアテッレ

最後にパスタが。おなかがいっぱいなので少なめのポーションにお願いしましたが美味しい!タリアテッレできちんとこしがあり、能登牛を煮込んだソースにからみます。
おなかいっぱいでもデザートの楽しみはまた別!
河南町 苺 白いんげんのあんこ ミルクジェラート ラビオリ いちごスープ

大阪河南街の「みはりファーム」の苺は効率重視の高設栽培でなく、味重視の地植え栽培!大地のミネラルをたっぷりと吸って、甘いだけでなく、酸味香り塩味などの要素も感じる深い味わいの苺!
いちごの味をそのまま生かしたスープの中に白いんげんの餡、さっぱりしつつ濃厚な甘さのあるミルクのジェラート、ラビオリがのってまるでイタリアンいちご大福!全体が調和してとっても美味。
ピッコラ パスティチェリア

さらにイタリアのシンプルだけれどまだまだ知られていない小菓子とドリンク。私はハーブティーをチョイスしました。
能登牛スペシャルディナーから感じたこと
能登牛の魅力も再発見し、もっともっと能登牛を食べてみたいと思いました。そして西出シェフの繰り出すコースの料理全てが本当に美味で、今回は特に能登牛への熱い思いを感じるディナーでした。
美味しさはもちろん、Nishideria と物語を作り上げるようなこだわりの食材を堪能しました。
この日はラッキーなことに大阪市内で、様々なイタリア野菜を育てる「佐々木農園」さんとお話ししながらディナーをいただくことができました。カーヴォロネロは黒きゃべつで、こういう調理に向いているなど食材の可能性を感じつつ、意外にも親しみやすいことなど教えていただきました。
また、あっという間に満員になったというだけあり、ゲストの探求心や遊び心も感じました。

「Nishideria」
大阪府大阪市中央区天満橋京町3-8 DDC天満橋ビル2F
Lunch 11:30 ~ 13:00 最終入店(平日)
Lunch 11:30 ~ 13:30 最終入店(土日祝)
Dinner 17:30 ~ 20:00 最終入店
Holiday 不定休
HP
